初キッス （リクエスト） ページ7
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「ねえ、阿部ちゃん今日お家連れて行ってよ」
「……え、なんで？」
レッスン後、まだ時間があるからと立ち寄ったファミレスで阿部ちゃんは真面目に教科書とノートを広げて勉強していた。
そんな阿部ちゃんに突然言えば、少し驚いた顔をしてやっと教科書から私に移った視線にクスッと笑う。
「だめ？」
「だめ…じゃないけど、」
目を泳がせて握ってきたペンを顎にコツコツ当てて考える阿部ちゃん。
流石にだめかな〜。
と半ば諦め気味だった私だけど、阿部ちゃんはさっさと片付けを初めて、
「多分母親が居ると思うけど、それでもいい？」
「阿部ちゃんのお母さん！！」
「なんでそんな喜ぶの？ (笑)」
レジに向かう阿部ちゃんに追いついて、肩にコツンと肩を押し当てて阿部ちゃんを見上げる。
私には本当の両親は居ないから、阿部ちゃんのお母さんなんてきっと素敵で優しいだろうし、会えるとなると緊張するけど楽しみで、それを伝えると阿部ちゃんは私の頭をポンポンと撫でた。
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「ただいまー」
「おかえりなさい。…あら？ あらら？ 」
「あ、のっ！ はじめまして、暁Aと言います」
玄関に入ると直ぐにやってきた阿部ちゃんのお母さんは、私を見るなり頬を染めて阿部ちゃんと私を交互に見た。
チラッと阿部ちゃんを見るとそっぽ向いてて、そんな阿部ちゃんを見て笑うお母さんは首を傾げる私に「どうぞ上がって」とスリッパを出してくれた。
「お邪魔します！」
「どうぞどうぞ！ もう来るなら来るって言ってくれたら良かったのに〜。二人はもうご飯は食べたの？」
「…食べてきたよ。てか母さんニヤけすぎだからね」
「だってぇ亮平が女の子連れてくるなんて！」
「え、兄貴が女連れ込んだ！？」
リビングに通してもらうと、ソファーに座っていた阿部ちゃんと似てる男の子がクッションを抱えてこっちを振り向いて目を大きくしてる。
あ、この子が弟くんか。
そして私を見るなり「あー！Aじゃん！」と立ち上がって指をさされると、阿部ちゃんはすかさず「さん、かせめてちゃんだろ？」てチョップしてた。
「Aちゃん、遠慮なく座って。 紅茶とコーヒーとオレンジジュースあるけど、どれがいいかしら？」
「じゃあ、紅茶で」
迷うことなく阿部ちゃんの隣に座ったら、向かいに座ってる弟くんがニヤニヤしてこっちを見ててなんだろう？
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ゆきんこ(プロフ) - あやかぽん。さん» あやかぽん。様、コメントありがとうございます!!デカパイ買われたのですね。タイムリーで笑って頂けて良かった（笑）まだまだ愛されるので、これからもよろしくお願いします(^^) (2021年4月23日 7時) (
レス) id: e0fcc6876b (このIDを非表示/違反報告)
あやかぽん。(プロフ) - ちょうど今日デカパイ買ったとこだったのでめちゃめちゃ笑いました！！！w 移行おめでとうございます！！愛され主人公ちゃん、大好きです(*^^*) (2021年4月22日 23時) (レス) id: b8552d059d (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - あきさん» あき様、こんにちは！私もたまたま見たら主と同じ勘違いしたので、これ使えるなと（笑）ちょっと狙ってるだろって思ってしまいますよね（笑）買いに行ってみようと思います(^^) (2021年4月21日 16時) (レス) id: e0fcc6876b (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - ゆきんこ様こんにちは☆Twitterのトレンドに入ってたなんて初めて知りました…(汗) 音だけ聞けば、確かに夢主ちゃんみたく、勘違いしちゃいますよね(^_^) さっき検索してみたんですけど、なるほど…すごい美味しそうだなぁ…(*´-`)♪ (2021年4月21日 13時) (レス) id: 4aac9fb6a0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - みるくさん» みるく様、ご期待に添えるか不安ではありますが頑張りますね(^^) (2021年4月18日 20時) (レス) id: e0fcc6876b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2021年2月4日 13時
