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「…これ脱がせていいの？ なんかムラムラすんだけど」
「だったら最初からやんな！ばかっ！」
「だったら遠慮なく」
「……っ、」
ほんと無理だ。恥ずかしい。
浴室に入ってめめは言ってたとおり、いいからって断ってんのに「いいから」、てそれを断って洗ってくれた。
「もっ、っ！」
「ふ、柔らかいね」
身体の隅々まで泡を滑られて、洗ってるはずのその行為が全く別の意味を生み出すのは腰に当たるナニかのせいだろうな。
「めめっ」
「蓮な。 今日は誕生日祝ってくれんだろ？ だったら俺の好きにさせてよ」
耳元で甘い低音ボイスにそう囁かれたら、ズクンと下半身が疼いてしまう。
恥ずかしくて俯くと「流すよ」、とシャワーの熱が全てを洗い流していった。
「んはっ、良い眺めだわ」
「はっ！」
泡がなくなってツルピカお肌がさらけ出されてしまってる。
慌ててお風呂に浸かって体操座りすると、私の濡れた髪を撫でてめめ……蓮は自分を洗い始めた。
「ちょっとズレて」
サブンと私の後ろに座って、私を抱えるようにして息を吐き出す。
「狭い」
「それが良いんじゃん。Aちゃんの匂いに戻った」
クンクンと首筋を嗅いで、気分良さげな声に機嫌が良くなったようで一安心だ。
これから蓮に会う時に男物の香水はやめておこうと心に誓った。
「ねえ、蓮」
「んー？」
「誕生日おめでとう。蓮が居てくれて良かった」
改めてよろしくって言って振り向けば、瞼を閉じた蓮が髪を掻き上げてフフと微笑む。
ああ見なきゃ良かった。
ドキドキする。
「俺は、Snow Manでいられて良かった」
「Aちゃんが傍にいてくれて良かった」
「大好き。Aちゃん」
ふわって目を細めて笑って、そんな蓮を見て完全に固まってしまった私の頬を蓮はツンツンと突っつく。
「なんか言えよ (笑)」
「……それ以上、カッコよくなるな。ほんと…」
「ほんとなに？」
くるりと向きを変えて蓮の首に腕を回した。
私の背中に濡れた手を這わせる蓮。
「好きになるじゃん、ばか」
「好きになってほしいんだけど。俺だけ」
無理なのは分かってるけど、と蓮は優しく笑ってくれる。
ごめんね。誰が一番とか決められなくて。
だけどみんな大切な人なんだってことはわかってほしくて、蓮の唇に珍しく自らキスをした。
おめでとう、蓮。
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ゆきんこ(プロフ) - あやかぽん。さん» あやかぽん。様、コメントありがとうございます!!デカパイ買われたのですね。タイムリーで笑って頂けて良かった（笑）まだまだ愛されるので、これからもよろしくお願いします(^^) (2021年4月23日 7時) (
レス) id: e0fcc6876b (このIDを非表示/違反報告)
あやかぽん。(プロフ) - ちょうど今日デカパイ買ったとこだったのでめちゃめちゃ笑いました！！！w 移行おめでとうございます！！愛され主人公ちゃん、大好きです(*^^*) (2021年4月22日 23時) (レス) id: b8552d059d (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - あきさん» あき様、こんにちは！私もたまたま見たら主と同じ勘違いしたので、これ使えるなと（笑）ちょっと狙ってるだろって思ってしまいますよね（笑）買いに行ってみようと思います(^^) (2021年4月21日 16時) (レス) id: e0fcc6876b (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - ゆきんこ様こんにちは☆Twitterのトレンドに入ってたなんて初めて知りました…(汗) 音だけ聞けば、確かに夢主ちゃんみたく、勘違いしちゃいますよね(^_^) さっき検索してみたんですけど、なるほど…すごい美味しそうだなぁ…(*´-`)♪ (2021年4月21日 13時) (レス) id: 4aac9fb6a0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - みるくさん» みるく様、ご期待に添えるか不安ではありますが頑張りますね(^^) (2021年4月18日 20時) (レス) id: e0fcc6876b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2021年2月4日 13時
