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「それにしても良かったの？」
「なにが？」
「だってさ、今日めめの誕生日なのに、自分でお店予約してるし」
普通は私が色々手配するべきでしょ、と思って聞いてみたけど本人は大して気にしてない。
元々此処に食べに来たかったらしいし、そこへ私を誘えたことが嬉しいとかって、なんか私が祝ってもらってるようじゃん。
「よし分かった！ このあと家においで？」
「え、良いの？」
「うふふ、めめのお祝いしてあげる」
このままでは年上の威厳が！と、燃えた私はめめの瞳の奥がキラキラしてる事になんの違和感も感じなかった。
.
帰りのタクシーの中でもめめは異様な程くっついてきた。
あんまりベタベタするタイプじゃないのに、珍しいなと思ってほっておいたけど。
「Aちゃんの家久しぶりなんだけど」
「そうだねぇ」
ガチャと鍵を開けて、先に入るように促したけど「女の子が先」と腰に手を回して、結局ほぼ同時に玄関に入った。
女の子……ね。
デビューするまでは周りの男達に負けたくないとか、女扱いされたくないとか意地張って可愛さとか自分に求めて来なかった私が、デビューしてから環境が変わって女を意識するようになった。
雑誌撮影でも女の子らしい衣装やポーズ、バラエティに呼ばれても女の子扱いされて。
そして何よりこの目黒蓮という男は、本当に普段から私を女の子扱いするからさ。
「あのさ、ずっと思ってたんだけど。Aちゃんの香りって、しょっぴーと同じ？」
「あーうん、そう。 良いやつだからってくれたの」
「ふうん、なんか……妬いた」
「え？」
荷物を適当に置いて寛いでてとキッチンに行こうとした私を背後から抱き締める大きな身体。
ギュッて抱き着いて、私の頭に顎を乗せてる。
「めめ？」
「しょっぴーと同じ匂いってなんかやだ」
「と言われましても」
「……風呂入ろ？」
「はあ？ な、なんでよ？」
急に突拍子もないこと言うもんだから、思わず声が裏返ると、くくっと笑って私の手を掴んでお風呂場へ歩き出す。
待って待って！ 良いって私言いましたか？
「ちゃんと洗ってやっから」
「いやいや、そういう問題じゃない！」
めめさんはパッパッと私のワンピースを脱がせて、ストッキングのところでピタリと手を止めて私を見上げてくる。
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ゆきんこ(プロフ) - あやかぽん。さん» あやかぽん。様、コメントありがとうございます!!デカパイ買われたのですね。タイムリーで笑って頂けて良かった（笑）まだまだ愛されるので、これからもよろしくお願いします(^^) (2021年4月23日 7時) (
レス) id: e0fcc6876b (このIDを非表示/違反報告)
あやかぽん。(プロフ) - ちょうど今日デカパイ買ったとこだったのでめちゃめちゃ笑いました！！！w 移行おめでとうございます！！愛され主人公ちゃん、大好きです(*^^*) (2021年4月22日 23時) (レス) id: b8552d059d (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - あきさん» あき様、こんにちは！私もたまたま見たら主と同じ勘違いしたので、これ使えるなと（笑）ちょっと狙ってるだろって思ってしまいますよね（笑）買いに行ってみようと思います(^^) (2021年4月21日 16時) (レス) id: e0fcc6876b (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - ゆきんこ様こんにちは☆Twitterのトレンドに入ってたなんて初めて知りました…(汗) 音だけ聞けば、確かに夢主ちゃんみたく、勘違いしちゃいますよね(^_^) さっき検索してみたんですけど、なるほど…すごい美味しそうだなぁ…(*´-`)♪ (2021年4月21日 13時) (レス) id: 4aac9fb6a0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - みるくさん» みるく様、ご期待に添えるか不安ではありますが頑張りますね(^^) (2021年4月18日 20時) (レス) id: e0fcc6876b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2021年2月4日 13時
