296:必殺技デコピン ページ26
緑谷side
オールマイトから助言を受けて、コスチューム改良の話をしに行った夜
発目さんの飯田くんに対するアドバイスを聞いて、僕自身も今までの僕から殻を破れそうなきっかけを得られた
そして、その後早速飯田くんに下半身の使い方を教わったので、早く身につけるべく夜も寮の前で特訓する
思ったことを細々とノートに書き連ねる
｢うーん、やっぱりまだ足先だけでどうにかしようとしてるな それじゃ威力もたかがしれてるし、飯田くんはもっと、重心を低くしてこう、もっと腰を捻る感じかな……ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ…｣
『まあた考え事かい 緑谷くん』
建物の影から出てきたのは顎に指を添えて僕の真似をした緋龍さんだった
また僕声に出ていたのか……
『今度は何をお悩みなんですかいお兄さん？』
｢あ、いやちょっとね…｣
緋龍さんはクラスで唯一僕の抱えてる事情を知る人だ
だから尚更行き詰まってる僕を見かけて声をかけてくれたのだろう
しかし、緋龍さんの姿を見ると汗で前髪はぴったりと額にくっついており、鬱陶しいのかいつもは結ばない髪もひとつに束ねられていた
その様子を見る限り今のさっきまで何かしらしていたのだろう
恐らく相手はかっちゃんであろう
何故それがわかるのか
彼女が先程から、ちょっとは加減しろやバカツキやら、クソ勝己！なんて言っているからだ
僕から言わせれば緋龍さん相手に加減なんてできない
(※こっちがやられかねない)
それに加減したらしたで君は怒るじゃないの？
……なんて口が裂けても言えないけど
『まぁ、何にせよ実践が一番身体に染み込む』
重心低く構える緋龍さん
｢いやいや待ってよ！緋龍さん今日一日中動きっぱなしだったじゃないか！流石に疲れてるだろうし僕なんかに時間を費やさなくても………っ！｣
と、前触れもなく思いっきり右脚を振りかざしてきた
『相手の心配より自分の心配したらっ！！』
やばいっ、これほんとに避けられっ……！！！
『なーんてね』
｢へ？｣
マジで蹴り飛ばされると思いきや寸止めでデコピンをしてきた
いったぁ…地味にいやかなり痛い……
『そんな遠慮しなくたっていいから！な？聞ける時に聞いといた方が得策だろ？』
バシッと背中を叩かれる
女の子なのに僕よりも逞しくて頼りがいがあってかっこいいなぁ
僕の事情を知っているだけあって彼女の優しさに甘えてしまいそうになる自分がいる
そこはブレちゃいけない
僕も頑張らないと
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紅緋(プロフ) - 白ちゃんさん» お返事遅くなってしまってすみません！！ひぇぇ、かっちゃんだけでなく緋龍ちゃんまで愛して下さるなんて嬉しすぎです(> <)コメントありがとうございました！ (2018年5月6日 14時) (
レス) id: 2c201c1f9b (このIDを非表示/違反報告)
白ちゃん - もうこの話の緋龍さんとかっちゃんが愛しすぎて苦しいです（笑）！応援してます！更新頑張ってください！！ (2018年5月4日 22時) (レス) id: a5c2574b45 (このIDを非表示/違反報告)
紅緋(プロフ) - はるにゃーさん» まさにその通りです！笑正直言って名前が全然思いつかなくて… 姿かたちは好きに想像してください！笑私とてまるっきり真似をしたい訳では無いので笑コメントありがとうございました！(多分あってると思いますよ！) (2018年2月19日 20時) (レス) id: 2c201c1f9b (このIDを非表示/違反報告)
はるにゃー(プロフ) - ...FAIRYＴＡＩＬですね...（英語あってるかわからぬ...） (2018年2月19日 17時) (レス) id: a8130d6d57 (このIDを非表示/違反報告)
紅緋(プロフ) - 小鳥遊 るる @優男さん» お返事遅くなってしまってすみません！ドキドキハラハラ…！今後の展開のご期待に添えるがわかりませんが精一杯書かせてもらいます！ありがとうございました(*^^*) (2018年2月12日 2時) (レス) id: 2c201c1f9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅緋 | 作成日時：2018年2月8日 16時
