7 真面目 ページ7
虹村side
『...ねぇ、そこの3人、チョーっといいかナ?』
笑顔で近づいていく結城
1年はわからないだろうが、2、3年は察して距離を取る
「えーなんですかぁー?結城サン」
その3人は割と派手な子達で、選手に積極的に話していた
...正直、休憩時間が減るから俺は嫌だなと思っていた
『そろそろ次の仕事しててほしかったんだけど』
「まだ終わってなくってー、というか配るのそんなに早く出来ないですー」
『休憩時間終われないんだけど、』
「でもでも、丁寧にやった方が
『...へぇ』
あ、こいつら終わったな
結城の空気が変わる
1年のこいつらもちょっと驚いたみたいだ
『...明日から来なくていいよ
つか、来るな』
「は、はぁ?!なんで?!ちゃんと仕事して...」
『...じゃああなた達の仕事は選手の邪魔することなのかな?余計いらないよ』
「なっ...?!」
『なんで...か
考えてみて?今は休憩時間、選手は休んだり水分補給が必要なんだよ
それなのに選手一人一人に手渡し?時間かかり過ぎ
それから、お話?ねぎらいや励ましの一言二言はいいんだよ。なのにてめぇらは自分の売り込みをくっちゃべって...
それとも、何?私みたいな可愛い子と話せて嬉しいと思ってるの?
_____笑わせるな』
口出そうとした女子を黙らせるほどの威圧感
『この強豪校でバスケやるために、ここの人達は誰よりも努力してここにいんだよ
で、その人が存分にバスケできるように支えんのがうちらの仕事
それが邪魔してどうする
選手の為を履き違えるようなやつらに居場所はない』
結城はキレると...色々変わる
でも、目の奥の真剣な光は変わらない
俺は知ってる
誰よりも他人を優先するやつだから
「わかったか?あいつは...
無類のバスケ馬鹿で...真面目なんだよ」
1年たちの結城を見る目が変わった
『...はいっ!というわけで3人は帰った帰った!
やっば?!みんな見てたん?!はっずいぃー
皆さん大変お騒がせしましたーえー、休憩後1分で!』
...変わったらいいな
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とみっちゃん(プロフ) - なぱたさん» ありがとうございます(感動) (2019年7月27日 0時) (レス) id: 207ae5c547 (このIDを非表示/違反報告)
なぱた - 好きです(切実) (2019年7月25日 20時) (レス) id: 94a2213700 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とみっちゃん | 作成日時:2019年2月18日 23時