第6話 狼は過去を語る ページ7
鬱side
ｸﾞﾙｯﾍﾟﾝ「ということで、今日から幹部のユウキだゾ！」
ﾕｳｷ「えっと、よ、よろしくお願いします」
総統様の雑な紹介に戸惑いながらも会議室に集まった幹部に挨拶をするユウキ
するとまぁ、案の定自己紹介と質問の嵐
皆次々と自己紹介をしていく、と
ひとらん「えっと、俺は外交官補佐のひとらんらん...黒髪ってことは西の方出身なの？」
ひとらんらんがそう聞いた瞬間
ついに、張り付いていたユウキの仮面が完全に剥がれた
ﾕｳｷ「ｯ、ぅ」
「「「！？」」」
ｿﾞﾑ「ちょっ、大丈夫か！」
ﾕｳｷ「す、いませ、ッ、皆さんには、ちゃんと、話しておかないといけないですね」
目を閉じて深呼吸をして
開かれた目のアカは
いつもより血の色をしている気がした
ーーーーーーーーーーーーーーー
ユウキside
話さなきゃ、話しておかないと
俺の『本当』を
ﾕｳｷ「俺はひとらんらんさんの言う通り西の方の小さな国出身です
俺の国は、この国みたいに色んな種族が手を取り合って暮らしてました
それはそれは、童話のように幸せな国でした
だから、守りたかった
ある日、とつぜん戦争が起こりました
俺は国の軍隊長の息子でしたから、十幾つでしたけど戦いました
勝機は、無かったですけど
そんなとき、ある人が俺に手を貸してくれたんです
『俺』を貰う代わりに手を貸すと言われました
俺は喜んで、自分を差し出しました
国は守れました、でも俺は国に居られなくなりました
だって俺を買ったその人は、隣国の王でしたから
その日から俺は、籠の中の鳥
ただその人の為に生きる、殺す、愛される、鳥
依存と歪みが、俺を毒していった
でもそんな生活もつい数ヵ月前、終わりを告げた
あの人の命令で、◇国に行ったんです
数週間して、何故か、捕まって、そこで言われました
『お前は売られた』と
王が変わったそうです
だから俺は、要らなくなった
死 のうと思いました
でも、死ぬなら、目の前のモノを全部壊してからがいいって
壊してるうちに誰かが俺を殺してくれるだろうって
でも
誰も俺を殺せなかった
それから俺はずっと、死体の山の中で息をして
殺されるのを待ってたんです
そんなときに、グルッペンさんが来てくれた」
一気に話してから、グルッペンさんに微笑む
ﾕｳｷ「もう少し、生きようと思ったんです」
第7話 (役職とか作者の知能じゃ細かく設定作れない)→←第5話 誤解は先に解くべき
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夜月ルナ(プロフ) - ありがとぉ〜//// (2019年10月21日 22時) (
レス) id: 7d5c3fd4fb (このIDを非表示/違反報告)
林檎ちゃん(プロフ) - ルナちゃんの趣味が良すぎる… (2019年10月21日 20時) (レス) id: b93d197596 (このIDを非表示/違反報告)
夜月ルナ(プロフ) - ありがとう、当初は髪長くてもうちょい女っぽさあったけど、もうなんか完全に私の趣味好みに走った容姿になっちゃったw (2019年10月20日 19時) (レス) id: 7d5c3fd4fb (このIDを非表示/違反報告)
林檎ちゃん(プロフ) - んん〜…好きです…ユウキ君の容姿も好きです… (2019年10月20日 18時) (レス) id: b93d197596 (このIDを非表示/違反報告)
夜月ルナ(プロフ) - 許可降りたんですが何故か反映されずに映らなかったんで、リンクを張りました。ご指摘ありがとうございました！ (2019年10月20日 12時) (レス) id: 7d5c3fd4fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜月ルナ | 作成日時：2019年10月18日 22時
