第1話 狼に救済を ページ2
血の匂いにも、こびりついた血にも
慣れになれてしまった
死体の山の中にいるのは今日で何日目だったか
そろそろ、俺を殺しに誰か来てくれないかな
「ほう、これはこれは...ここが一番凄いな」
ふと、死体に腰かける俺の鈍った耳に背後から声が届く
振り向けば、緑のフード付きの繋ぎ姿の男と黒いコートに身を包んだ男が立っていた
繋ぎの男「すっげぇな、お前一人でやったん?これ?w」
そういいながら繋ぎの男は笑顔で死体をつついている
鈍った頭でもわかる
ヤバいヤツだ
でもいっか...殺してくれるなら、それでいいかも
「貴方達は、俺を殺しに来たヒト?」
繋ぎの男「へ?」
コートの男「ハハハッそんなわけないゾ」
「じゃあ、なんで」
コートの男「あぁ、自己紹介がまだだったな」
男の手が、血濡れた俺の頬を撫でる
グルッペン「俺はグルッペン·フューラー、お前を救いに来た男だ」
安堵か何かで、無意識に張り詰めた意識が薄れる
最後に見えた深紅の瞳が
それはそれは綺麗だった
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夜月ルナ(プロフ) - ありがとぉ〜//// (2019年10月21日 22時) (レス) id: 7d5c3fd4fb (このIDを非表示/違反報告)
林檎ちゃん(プロフ) - ルナちゃんの趣味が良すぎる… (2019年10月21日 20時) (レス) id: b93d197596 (このIDを非表示/違反報告)
夜月ルナ(プロフ) - ありがとう、当初は髪長くてもうちょい女っぽさあったけど、もうなんか完全に私の趣味好みに走った容姿になっちゃったw (2019年10月20日 19時) (レス) id: 7d5c3fd4fb (このIDを非表示/違反報告)
林檎ちゃん(プロフ) - んん〜…好きです…ユウキ君の容姿も好きです… (2019年10月20日 18時) (レス) id: b93d197596 (このIDを非表示/違反報告)
夜月ルナ(プロフ) - 許可降りたんですが何故か反映されずに映らなかったんで、リンクを張りました。ご指摘ありがとうございました! (2019年10月20日 12時) (レス) id: 7d5c3fd4fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜月ルナ | 作成日時:2019年10月18日 22時