胡蝶家長女

８,那谷蜘蛛山 ページ8

ｵﾔｶﾀｻﾏ「義勇、しのぶ、ユズ。行けるかな」




ｷﾞﾕｳ,ｼﾉﾌﾞ「『御意』」



ｼﾉﾌﾞ「鬼も人間も仲良くすれば良いのに…
そう思いませんか。冨岡さん」



…カナエの口癖だわ



『そろそろ行きましょう。これ以上
怪我人を出さないためにも』



ｷﾞﾕｳ「あぁ」



ｼﾉﾌﾞ「そうですね」



＿＿＿＿

那谷蜘蛛山



ｼﾉﾌﾞ「それでは一度離れましょう。私はこちらに行きますね」



そういってしのぶは軽々と跳んで
行ってしまう



『では、冨岡さんはあちらに行ってもらえますか？』



ｷﾞﾕｳ「わかった」



そういうと冨岡さんは加速して走っていく



ずっと走っているとだんだん刺激臭がしてくる



『…あっちね』



加速して目的地に向かう



そこに行くと目の前に広がっていたのは
蜘蛛の糸で吊るされた家、人。


屋根の上に気配を感じる



屋根の上に跳んでみると


『…あら。男の子？』


きっと蜘蛛の毒に刺されたのだろう


『大丈夫ですか？呼吸を使って毒のめぐりを
遅らせてくれたんですね。』




男の子「…あなたは」



『花柱。胡蝶ユズです。
今、解毒剤を射ちますね』



念のためしのぶに解毒剤をもらっていて
良かった

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