胡蝶家長女

７,カナエの分も ページ7

『カナエ…』




ｶﾅｴ「姉さん…どうしたの？」


カナエには痛々しい傷がはっきりと残っている




『ごめんね、私のせいでカナエがこんな目に…』



そういうとカナエは悲しそうな顔をして



ｶﾅｴ「そんなことないわ。けして姉さんのせいじゃないわよ」



なんて良い子なんだろう



ｶﾅｴ「それに、私が鬼殺隊として活動出来なく
なったぶんも頑張ってもらいたいと思っている。でも、心のどこかで２人には鬼殺隊を
やめてほしいと思ってしまう自分がいるの」




ｼﾉﾌﾞ「……」



ｶﾅｴ「…ほら、姉さん。しのぶ。笑ってよ。
私は２人の笑顔が大好きなのよ」




『カナエ…』



何て思いやりのある妹なんだろう。



ｼﾉﾌﾞ「わかったわ…」



それから数年後。私はカナエの使っていた
花の呼吸を受け継ぎ、光柱から花柱に
なった。



妹のしのぶは蟲柱として。


柱の中では一番力が弱いので頚を斬ることが
できない。
そのため、鬼を殺すための毒を作った
すごい人なのだ




ｶﾅｴ「すごいわ、しのぶ」



ｼﾉﾌﾞ「ありがとう」



『自慢の妹ね』

８,那谷蜘蛛山→←６,ごめんね

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す