炎柱の継子はセクハラ常習犯【鬼滅の刃】

セクハラ13回 ページ14

A『君、可愛いね！名前はなんて言うの？』


状況を知らない人からしたら私は今、完全に人攫いだろう。すごく危ない顔をしていると思う。



累「僕は累。君の名前は？」



A『私はAだよ。皐月A』


身長的に私を見上げる形になる。自然と上目遣いになって可愛さが倍増してる。天使か？



累「Aは家族居るの？」



A『居ないよ。鬼に殺されちゃったの。ちょうど累くんくらいの可愛い弟も居たよ！』



累「そうなんだ。なら僕が弟の代わりになるよ。僕の姉さんになってよ」


いきなりすぎて状況が掴めない。考えろ、考えるんだ！必死に考えていると累くんが話し始める。



累「僕には父さんも母さんも兄さんも姉さんも居るよ。Aが姉さんになってくれたらきっと賑やかになるよ」



A『ごめんね。私は鬼にはなれない。大好きな人達を傷つけたくないの。私が人間のままじゃ嫌かな？』



累「いいよ。これからよろしくね、姉さん」


目を細めて笑う累を抱きしめる。笑い方が弟とそっくりだった。



累「家族になったんだから僕の事は累って呼んでほしいな」



A『分かったよおおおお！累は本当に可愛いね！』


膝の上に累を乗せてまた抱きしめる。さり気なく頭を撫でると髪はふわふわだった。綿みたい…！


鬼舞辻さんがいるから私は殺されないだけで累は生きてくためには人を殺して食べなければいけない。抱きしめる力を強めると背中に回された小さな手でポンポンと背中を優しく叩いてくれる。夜空に浮かぶ下弦の月が私達を淡く照らしていた。







☼☼☼作者から☼☼☼
作者は本当に累の回で感動しました、どうしても幸せになって欲しい！無理やりすぎて大変な事になってますね！なんでシリアスっぽい空気になるんでしょう。それに夢主ちゃんのキャラがどんどん変わっていく…頑張って戻します。

明日の更新分でかまぼこ隊との絡みを入れます！

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