検索窓
今日:1 hit、昨日:8 hit、合計:16,272 hit

*9* ページ9

横「なぁ‥‥」



困らせてる、



分かってる



『ごめんなさい』



横「大倉とどっくんに言われてん

はやくAのこと楽にさせたりって」



早く言ってよ



そう思う自分と



もう少し、幼なじみでいたい



そう思う自分がいる



横「あんま意味分からんかってんけど、今わかった気がする」



うつむく私のあごを



長い、白い指で持ち上げる



横「A、俺のこと好き?」



ずるいよ



バックに夕日つけて



かっこいいに決まってる



『うん‥‥っ』



好きだってこと認めるに決まってる



横「そっか‥‥」



『よこや‥‥っ』



推定距離、3センチ



くちびるに、違和感



横「いつから?」



まつ毛が長い



息がかかる



『ずっと‥‥っ

‥‥‥ずっと好き‥』



2度目の、くちびるへの軽めの圧力は



違和感なく受け入れられる



横「俺も









A、好きやで









‥‥‥‥ずっと前から」








ほら、また目をそらす



でも、今日からは



目をそらしたあとも私が映るように



『ゆーくん‥‥』



キスをして



私の方を向いてもらおう


__fin

ご挨拶&新作のお知らせ→←*8*



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (30 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
64人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:桜ンボ | 作成日時:2019年5月8日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。