こっち向いてよ (黒) (ページ2)

今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:16,276 hit

＊2＊ページ2

『だぁぁぁっ』

大「え、どしたんどしたん」

『叫んだ原因お前だからな、クマやろうめ』

放課後、

やっぱり大倉は来てしまった

わざわざ、隣のクラスから。

『ねぇ錦戸、もう行こうよ

私のアイスなくなっちゃう』

亮「お前のアイスは無くならんしそもそもお前のではないからな

あ、あとスペシャルゲスト来るから待っといて」

スペシャルゲスト？

『誰？』

教えたらスペシャルゲストちゃうやーんって楽しそうに意地悪く笑ってる

ムカつくなぁ

女の子かな、錦戸モテるし

チラリと大倉の方を見ると

大「え、俺も知らんねんけど」

あぁ、君もモテるね

がらがらっと私たち3人しか残っていない教室のドアが開く

亮「ちょお、遅いって横山くん！」

ほんまな、遅いわ。錦戸がキレる気持ちも分かるわ

‥‥って

『横山‥‥っくん!?』

横「お、Aも一緒なんや」

亮「よっしゃ、行くでぇ」

え、なんで横山くんが‥‥

てか、私、横山くんの分も払うの？

今は恋より金が大事だよ

亮「横山くんと大倉は自腹やで」

こそっと教えてくれる

『ほんと？

ねぇ、何で横山くん呼んだの』

亮「は？お前が俺とのゲーム負けたからやろ」

‥‥あ！

『ゲームって、アレ？』

亮「そう。ソレ♪」

楽しげにしてる錦戸

それもそのはず

三日前に私は錦戸にあるゲームで負けているのだ