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「フリント、君は厄介事を起こす天才だな」
父親譲りのブロンドが、その長身越しに覗く。人さらいは気絶して完全にノックアウトされていた。
助けてもらったことには感謝せねばならないが、ルシウス・マルフォイ、彼には今両親の次に会いたくなかった。
「Ms.フリント、君はこんなところで一体何を？」
「あー…えっと、道に迷ってしまって。気がついたらここに」
「聞くところによると、この休み中に君はとんでもない脱出劇を起こしたそうですな。オーブリーやローズモンドが大層心配していた」
やっぱりその事について触れられた。返しようもなくて誤魔化すように笑うと、ルシウスは何か思いついたように口の端を釣り上げた。
「ここで起きたことを報告しない訳にはいくまい。そして君をご両親の元に安全に返さねば」
「お心遣い感謝いたします。ですが、私は帰るつもりはありません。これはフリント家の問題ですからご承知ください。それに人を待たせてるんです、ダイアゴン横丁に」
「しかし…」
「父上、早く箒を見に行かないと！」
マルフォイがルシウスの袖を引いた。それで彼は渋々その言葉の続きを吐き出すのをやめた。
その後、何故か成り行きでダイアゴン横丁まで送ってもらうことになってしまった。
数歩先を歩くマルフォイ親子に着いていきながら、ウィーズリー家の赤毛を探す。
「A！」
「ハリー！貴方どこで何してたの？」
「それは君もさ。僕てっきりロン達と一緒だと思ったんだけど…」
ハリーの緑色の瞳が私の後ろを捉えた。高級クィディッチ用具店の店先でショーウィンドウを見つめる2つのブロンドに、その視線は注がれている。
「さっき会ったのよ」
「僕もちょっと前に会ったよ。ボージン・アンド・バークスって店で」
「ねぇ、それってもしかして」
ノクターン横丁で？と言い終わる前に、ふさふさとした豊かな栗毛が目の前で揺れた。と同時にぎゅっと抱きしめられる感覚。
「ハーマイオニー！久しぶりね、とっても会いたかった」
「私もよ…ロンから聞いたわ。酷い目にあったそうじゃない。本当に心配したのよ」
「今はこの通り元気だから大丈夫」
彼女はそれからハリーの割れた眼鏡をレパロで直し、書店でウィーズリー家を見かけたとの事で、私とハリーを連れてフローリッシュ・アンド・ブロッツ書店を訪れた。
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まな(プロフ) - とても面白くて続きが気になります！更新気長に待ってます！ (6月29日 21時) (
レス) @page28 id: 0028381799 (このIDを非表示/違反報告)
平凡な人(プロフ) - まるさん» フレンド申請を私のほうでやらせていただきますね!すると通知が来ると思うので、そこをポチッとなです☆ (2022年4月17日 22時) (レス) id: 6ae6cf354a (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 平凡な人さん» こんばんは、コメントありがとうございます！本当にドラコは可愛いですね…。フレンドのお話是非お受けしたいのですが、疎くて方法がわからないです。教えてください🙏 (2022年4月17日 22時) (レス) id: 91e2d78cc8 (このIDを非表示/違反報告)
平凡な人(プロフ) - いつも楽しく拝見させていただいております!ドラコ可愛いですよね!!フレンドなりませんk(((( (2022年4月16日 22時) (レス) @page13 id: 6ae6cf354a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まる | 作成日時：2022年4月6日 20時
