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「ヘドウィグ！」
自室に戻ると、開け放たれた窓の棧にシロフクロウが羽を休めていた。その足元には数枚の封筒が落ちている。
賢いハリーの相棒を撫でてやると、小さく鳴いてそれから空の遠くの方へ飛び去っていった。
「ハリー達からだわ！」
きっとハリーが手配してくれたのだろう。ヘドウィグは待ち望んだ3人からの手紙を運んできてくれた。玄関の郵便受けに入れなかったのは彼女の考えか。だとしたらなんて賢いフクロウなのだろう。
最近は夜遅くまでダンスに作法、ドレス選びに振り回され、疲れきっていた私に最高のご褒美である。
「…やっぱり、泊まりには行けなさそうね」
ロンはウィーズリー兄弟の次兄、チャーリーが夏休みにドラゴンの写真を沢山送ってくれたことについて、嬉々として書いてある。再度泊まりに誘ってくれたが、あの忌々しいパーティーのせいで家を空けることは叶わないだろう。
ハーマイオニーからは家族でスイスへ旅行に行った写真が同封されていた。約束した通り、マグル式の写真だ。
美しいチューリップ畑を背景に彼女と両親が微笑んでいる。まんじりともせず。マグルの写真は動かないというのは本当だった。
3通目のハリーは、まるで殴り書きのような手紙だ。
『やぁ、A。元気にしてるかい？僕は学校からプリベット通りに戻って、ひとつもいいことがないんだ。
おじさんはホグワーツの教科書を全部階段下の物置に押し込んだし、もうすぐヘドウィグも外に出してやれなくなるんだ。宿題をやらなくていいのはラッキーだけどね！
返事は気にしなくていいよ、暇ならよこしてほしいけど』
ハリーも同じように代わり映えのしない、退屈な日常を送っているようだった。
返事を書こうと羽根ペンを手に取るが、送る方法をすっかり失念していた。ヘドウィグは帰ってしまったし、家のフクロウを遣わす訳にはいかない。
「お嬢様！お休み前のハーブティーをお持ちしました！」
カストルが部屋のドアをものすごい勢いで叩いている。
開けてやると、その勢いのまま倒れ込むようにして入ってくる。
「カストル、寝る前の紅茶はお母様のお部屋よ」
「そうでした！そうでしたとも！」
カストルは少し気が抜けているところがある。いつもこんな調子だ。慌てて回れ右をした背中を呼び止めた。
「内緒でお願いしたいことがあるの」
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まな(プロフ) - とても面白くて続きが気になります！更新気長に待ってます！ (6月29日 21時) (
レス) @page28 id: 0028381799 (このIDを非表示/違反報告)
平凡な人(プロフ) - まるさん» フレンド申請を私のほうでやらせていただきますね!すると通知が来ると思うので、そこをポチッとなです☆ (2022年4月17日 22時) (レス) id: 6ae6cf354a (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 平凡な人さん» こんばんは、コメントありがとうございます！本当にドラコは可愛いですね…。フレンドのお話是非お受けしたいのですが、疎くて方法がわからないです。教えてください🙏 (2022年4月17日 22時) (レス) id: 91e2d78cc8 (このIDを非表示/違反報告)
平凡な人(プロフ) - いつも楽しく拝見させていただいております!ドラコ可愛いですよね!!フレンドなりませんk(((( (2022年4月16日 22時) (レス) @page13 id: 6ae6cf354a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まる | 作成日時：2022年4月6日 20時
