�ぁ� ページ15
「あ〜〜〜〜♡A、ボクに熱いもの流し込んでくれたね♤」
「変な言い方しないでくれる？まだ碌に立てもしないんだろ。殺すよ」
今すぐこいつを置き去りにしてAを追いたかったが、三対一では敵わないことははっきりと分かっている。このピエロが回復するまでは動けないだろう。
「ボクはあのおチビくんとお兄さんを相手にするよ♢お兄さんはまだ分からないけどおチビくんは肉弾戦派っぽかったし♡」
「確かにお前はAと相性が悪いよね」
「うん♧直接攻撃しても触れた瞬間に、なんてことがあるかもしれないし♡あとやっぱり地の利が悪いかな♢ボク道に降りたら詰まっちゃう♤」
上から見た時以上にこの街は小さかった。休憩に、と逃げ込んだ民家も普通のより遥かに小さい。立つとヒソカなんて頭が天井にぶつかる。
本当にいい場所を選んだな、Aは。全然嬉しくはないけど。
「ねえヒソカ」
「ん？」
「花、喜んで貰えなかった」
「うん♡」
「なんでだろ。おかしいよね。奴らに何か吹き込まれたのかな」
「吹き込まれてたとして、Aは素直にそれを信じるような人なのかい？」
「ううん」
神に進言とはなんたる無礼！と脳内の彼女が叫んだ。
彼女はいつでも自分自身の意志で行動し、時には殺されかけても気に食わないものには逆らうような人物だ。だからこそ、今彼女が逃げているのは彼女自身の決定ということを否が応でも認めなければいけない。
それでも嫌なものは嫌だった。彼女と一緒にいる時にだけ出せる駄々っ子のような自分がいやいやと首を振る。
「ヒソカ、あとどのくらいで動ける」
「この調子だとあと最低でも３０分はかかっちゃいそう♤」
「あっそ。お前が動けるようになったらA探しに行くよ」
「OK♡」
今の体調なら“円”は１５０メートルはいけるな、と考えつつこの街の広さを恨んだ。
広いくせに家は小さい。それはつまり、調べなければいけない民家数が多いということだ。
もう残り二週間もないという焦りと不安と、少しばかりの恐怖が身を震わせる。
Aが家族じゃなくなるなんて。ひどすぎる現実だ。
ごめんね。ごめん。あの時忘れちゃったのは本当に馬鹿な選択だった。何か、オレでも知らなかったAの不安がA自身を追い詰めていたなんて知らなかったから。
絶対にオレだけは彼女を裏切ってはいけなかったはずなのに。
Aをなんとか家に繋ぎ止めていた鎖を、オレが切ってしまったのだ。
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だいふくさん(プロフ) - 展開、夢主ちゃんの念能力の設定とても凝っていて凄いなと思いました。クロロの頭目らしい余裕ある思考や振る舞い、フェイタンの少し不器用なところがたまらんです。イチゴさんの文章がとても好きです（語彙力無くて上手く表せないのですが）。これからも応援しています (2019年1月31日 21時) (
レス) id: e941665527 (このIDを非表示/違反報告)
コンパイルエラー(プロフ) - 続きが早く読みたい！ (2019年1月21日 14時) (レス) id: 8e7827f170 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 楽しみに待ってます！ (2018年10月21日 19時) (レス) id: 2f8f38bf2c (このIDを非表示/違反報告)
南雲藍琉(プロフ) - 続編、それも原作沿いとわかり、狂喜乱舞しております。主の性格も、回りとの関係性も大好きなのでとても嬉しいです。3月４月？勿論待ちますとも。イルミとクロロとの会話でニヤニヤしました。 (2018年10月7日 19時) (レス) id: 2e644448cf (このIDを非表示/違反報告)
琥珀くん(プロフ) - 復帰楽しみに待ってます。イチゴさんの作品は全部好きで読ませてもらってます。この作品も大好きです。続きが読める日を楽しみに待ってます！ (2018年10月7日 14時) (レス) id: 2f4db1a1c5 (このIDを非表示/違反報告)
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