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in？？？ noside
黄｢お゛ぇっ、かはっ、｣
メ｢向こうでは口にしてなかったんだな｣
サツキがメイを睨みつける。吐き気とは裏腹に、吐瀉物は出てこない。涎が床に水溜まりを作っていた。
黄｢しゃべるわけ、ないでしょ、｣
メ｢久しぶりの味はどうだ？｣
黄｢しったことか｣
メ｢ほら、欲しくないのか？『幸せの緑』｣
サツキが歯を食いしばる。それは教会が信者に金をふっかけて売っている植物性のクスリ。サツキがこの世で1番嫌っているもの。
黄｢そんなもの、イコールなわけ、ないだろ｣
メ｢あ？｣
黄｢仲間の、情報と、俺の身体なら、喜んで壊してやるよ｣
メ｢……？こいつ、｣
サツキの拳がメイの頬にヒットする。メイの体が床を転がる。後ろでサツキの両手を縛っていたはずの縄は足元に落ちていた。
黄｢……立てよ。望み通り、壊してやる｣
メ｢……猫被りが剥がれたか｣
黄｢どんな俺でも、中身は変わらない｣
メ｢抜かせ。このバケモノが｣
サツキとメイが睨み合う。メイの瞳に映るサツキの姿が消えた。
メ｢がっ！！｣
サツキの掌底がメイの腹に決まる。メイの膝が折れる。腹を抑え、肩で息をするメイ。
黄｢立てよっ……！｣
サツキがメイの胸ぐらを掴む。
メ｢なんで……｣
黄｢は？｣
メ｢なんでお前が選ばれるんだッ！！｣
黄｢！？｣
メイがサツキの胸ぐらを掴み返す。怒号というには哀しくて、号哭と言うには怒りに満ちていた。
メ｢どうしていつもお前なんだ！愛されるのも、必要とされるのも、どうしてお前なんだ！！｣
黄｢メ、イ、？｣
メ｢お前は裏切ったのに、どうして、どうして、僕じゃないんだ！！僕は！忠誠を誓ったのに！！｣
堰を切ったようにメイが叫んだ。サツキが目を見張る。手の拘束が緩まったのを見逃さず、メイがサツキから距離をとる。
メ｢＿＿＿お前だけは、許さないッ｣
黄｢メイ……｣
サツキの顔に同情の色が浮かぶ。だがそれも一瞬のこと。直ぐに表情は引き締まった。
黄｢俺はメイに個人的な恨みはないけれど＿＿＿＿｣
サツキが言葉を切る。サーベルを抜いたメイをみながら、薄く笑った。
黄｢この教会になら、沢山あるんだ｣
双方がお互いに飛びかかった。
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nana(プロフ) - 分かりました。ありがとうございました。これからも頑張ってください。 (2021年7月30日 16時) (
レス) id: 4abcb9df84 (このIDを非表示/違反報告)
珠乃(プロフ) - Nさん» コメントありがとうございます。とてもいい案だと思ったのですが、自分が考えている設定と矛盾する点が出てきてしまうので、申し訳ないのですが……。ご期待に添えず申し訳ありません。稚拙ではありますがこれからもご愛読していただけると幸いです。作者より (2021年7月21日 23時) (レス) id: 3737864907 (このIDを非表示/違反報告)
N - 案なんですけど番外編とかで新メンバーを作ってその新メンバーがボスを追い詰めて「殺さないから一人の僕を仲間にしてほしい」というそれで仲間になる。みたいなやつどうですか？ (2021年7月10日 20時) (レス) id: 4abcb9df84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：珠乃 | 作成日時：2021年4月8日 16時
