▼STORY.2 ページ2
os「なんでシッマと大先生Aと手繋いでるん？」
食堂に入って早々に、いつもよりトーンの低いマンちゃんの声がする。
kn「手繋ぎたくなってん！」
ut「Aが繋いでほしそうな顔しとったからな」
『してないよ』
私が鬱くんの顔を見ながら言うと、鬱くんと私の間にスパッと腕が縦に降りてくる。
sha「大先生じゃなくて俺と繋ごうや」
そうにっこり笑うシャオくん。
ut「いーや！俺がええやんな？」
少し膝を曲げて視線を合わせ私に聞いてくる鬱くんと、私と鬱くんの間に入ろうとするシャオくん。
そしてそれを楽しそうに笑っている反対側のコネくんと不機嫌そうなマンちゃん。
「お前らA困ってるやん」
後ろから私の腕を優しく引っ張り自分の元に寄せるのはトン氏。
tn「アイツらほっといて先に席行こうや」
トン氏は私の手を引き指定席の場所に連れて行ってくれると、先に座ったトン氏の後に続いて私も席に着く。
後ろではまだぎゃーぎゃー騒いでいるが完全無視。
「隣ええか？」
頭上から低く落ち着いた声がして顔をあげる。
『良いよ。グル氏がこの時間に居るの珍しいね』
gr「そうやな。仕事がある程度片付いたからな」
そう言って私の頭に大きな手を乗せ優しく撫でると、私の隣の席に座った。
あの日もこうしてくれたな...なんて思い出しながら。
『トン氏とグル氏の間って安全地帯だな〜』
そう言えば2人は目を合わせて笑い出すから思わず私もつられて笑う。
大体座る位置は固定されているけど、私の両隣はその時によって座る人が違うから、今朝はグル氏とトン氏の間で落ち着いて食事が摂れそうだ。
後ろからはやっと言い合いを終えたであろう4人が席に腰を下ろしている私達を見てまた騒ぎ始めると、グル氏はやれやれと言った表情を浮かべた。
ut「グルちゃん久々におると思ったらちゃっかりしてるわーー」
sha・kn「ほんまそれやな」
鬱くんの言葉に2人がハモり、マンちゃんだけは何も言わずに私の正面に座る。
os「隣よりも表情がちゃんと見える正面の方が特等席やんな」
そう言って頬杖を着きながら私にニコッと笑うマンちゃんに少しドキッとしてしまう。
その様子に後ろの3人はどこに誰が座るのかでまた揉め出したがスルーをして食事が出来るのを待っていた。
こんな何気ない日常でも私には何よりも大切で、何に変えても守りたい生活。
誰にもこの幸せな時間を壊して欲しくないし、奪われたくない。
もう二度とあの生活には戻りたくないから…。
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呉城 莉李。(プロフ) - ともさん» こんばんは！コメントありがとうございます^^*確認させて頂きました所、主人公のセリフだった為修正させて頂きました！気が付かなかったので教えて頂けて助かりました（ ；∀；）ありがとうございます！ (2018年11月11日 19時) (
レス) id: 96018d2087 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 初めまして。小説の投稿お疲れ様です。１つ質問させてください。【STORY.13】の「お待たせ。〜」の台詞がグルッペンさんになってるんですけど、主人公であってますか？ (2018年11月10日 5時) (レス) id: 327d15f941 (このIDを非表示/違反報告)
パス(PASU) - 呉城 莉李。さん» いえいえ!!! 更新、お疲れ様です!!! (2018年8月16日 21時) (レス) id: e5858196b1 (このIDを非表示/違反報告)
呉城 莉李。(プロフ) - パス(PASU)さん» わざわざありがとうございます（ ；∀；）探してみますね！笑笑 (2018年8月16日 16時) (レス) id: 2c8da04070 (このIDを非表示/違反報告)
パス(PASU) - 呉城 莉李。さん» 覚えてないです… ただただ可愛かったのを覚えています((((((( (2018年8月16日 5時) (レス) id: e5858196b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：呉城莉李。 | 作成日時：2018年4月1日 11時
