炎の花 【煉獄 杏寿郎】

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「強さというものは、肉体に対してのみ使う言葉ではない。

この2人は弱くない。侮辱するな。

何度でも言おう

君と俺とでは価値基準が違う

俺は如何なる理由があろうとも、鬼にならない。」





「そうか。


ー術式展開 破壊殺・羅針ー


鬼にならないなら、殺す。」





ー炎の呼吸 壱ノ型 不知火ー


凄まじい轟音と共に、激しい攻防戦が始まった。
私でも目で追うのがやっと。

猗窩座の攻撃は、虚空で拳を打つと攻撃が一瞬で師匠のところへ飛んでいく。

遠距離戦！？これじゃあ、頸が切れないじゃないか！

すると、師匠は一瞬で猗窩座の間合いに入った。

あの速さ…っ！！凄いっ！！

猗窩座の攻撃を全て防いでいる。

だが、防戦一方。
師匠が、つけた傷は傷がついたそばから治り始めている。




少しでも、止める事が出来れば…





炭治郎も助太刀をしようと考えたのか、遠く落ちている刀を目指し這って動いている。


先に、私がっ！！
まずは、壱ノ型で猗窩座の間合い入る！！


『…ぅ、』

立ち上がった時に、貧血でふらつく。

私は、炎柱の継子だ！！
出来る！！
動ける！！
痛みなど感じない！！

自分を叱咤し、両足でしっかりと踏ん張る。




『炎の呼吸…









「双方、動くな！！傷が開いたら致命傷になるぞ！！」







『「…！？」』


「待機命令！！」


「弱者に構うな 杏寿郎！！全力を出せ 俺に集中しろ！！」





ー炎の呼吸 伍ノ型 炎虎！！！ー
ー破壊殺・乱式！！！ー



伊之助も音を聞きつけたのか、駆けつけた。



そして、激しい攻防戦が止まり



師匠の姿をはっきりと目で捉える事が出来た。





その師匠の姿は…






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