検索窓
今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:27,619 hit

大炎上祭-38- ページ28

思考するが、オモシロそうという好奇心に負けその思考が無駄になる。


A「ねぇムスコさん!イマ、ミてるよねー?」


Aは顔を上げ喋りかける。


ダイゴ「あ゛?」


今度は何をするつもりだ、と男はAを注視する。


A「このオトコのつぶやきをミれば、キミのチュウショウや、セケンのウップンばかり。ヒコウカイにしているトコロがなおイヤしい。
こんなオトコをナゼ、キミはまだフォローしているのかな?たったガメンをタップするだけで、キミはジユウをエられるというのに」


Aのこの言葉で男は悟る。
コイツは息子にフォローを外させて俺を殺そうとしている、と。
だが男はそんなAの行動に冷笑する。


ダイゴ「おい、分かってるよな?俺のフォローを外そうと思った時点でどうなるのか。今までのよりもキツくて、辛くて、酷くて、(むご)い拳で、思いっきりぶん殴ってやるからな?」

その言葉を聞き、男の息子は震え上がる。テレビで視聴していた父の視線が、今自分に向けられている恐怖。
やっと父が居なくなり安堵していた時に電話から発せられた、俺をフォローしないとぶち殺す、と言う言葉。父が居なくなっても縛られ続けると絶望し、言いなりになるしかないと諦めた。
常日頃から恐怖を植え付けられている息子は考える事を放棄していた。
少しだけ傾き始めていたAの声に再度、蓋をする。
耳を手で塞ぎかけたその時だった。

大炎上祭-39-→←記念イラスト-2-



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (45 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
107人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ユトナ(プロフ) - sikuraさん» 短い文なのに気持ちが伝わってきてめちゃ嬉しいです。読んでくださりありがとうございます! (2020年3月19日 21時) (レス) id: ecfc7fa73a (このIDを非表示/違反報告)
sikura(プロフ) - え、、好き (2020年3月14日 20時) (レス) id: 8625e8b290 (このIDを非表示/違反報告)
ユトナ(プロフ) - 山さんさん» ありがとうございます!めっちゃ嬉しいです! (2020年1月23日 6時) (レス) id: ecfc7fa73a (このIDを非表示/違反報告)
山さん - やばい、男主の性格好きかも← (2020年1月17日 3時) (レス) id: 926db107d7 (このIDを非表示/違反報告)
ユトナ(プロフ) - さきさん» 更新楽しみにしていて下さり、ありがとうございます!少々お待ちして頂く形となりますが必ず更新しますので、楽しみにしていて下さい。夜分遅くに失礼しました。 (2020年1月6日 1時) (レス) id: ecfc7fa73a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ユトナ | 作成日時:2019年7月18日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。