大炎上祭-36- ページ25
ミヨコ《はぁ…はぁ…はぁ。スー…ハー…、
それで…?その
タカシ「…ろ、6年前…からです」
声が極端に小さくなってきている。
ミヨコ《6年前…!?あぁそうですか!私達は結婚4年目!付き合ってた時から二股されてたんですね、私!普通結婚したら別れますよね?!》
タカシ「いや、だって別れたくないって言うし…」
ミヨコ《はぁ!?だからって結婚してからも関係を続けるやなんてアンタどんな神経してるん?!》
タカシ「すいません!
で、でも!さっきは許してくれたし!今回も許してくれるよな?!"こんな事で"フォローを外すなんて、ミヨコはそんな奴じゃないよな!!!なっ!!」
マヌケにも程があるだろう。こいつは本当にそう思っているのか?だとしたらなんて…なんて…!
オモシロイんだっ!!
こんなバカ、ボクは今まで見たことがない!
なんでこんなにバカなんだろう!?
ボクがせせら笑っていると今まで黙っていた奥さんが声を尖らして言い放った。
ミヨコ《こんな事で…ですか……
私、バツイチって言いましたよね?元旦那も不倫してたんですよ。だから私、不倫なんて 最ッッ低 な事する人、 本ッッ当 に 大ッッッ嫌い なんですよ。
それも死んで欲しいくらいに……
だから…
さようなら。》
ブツッ
そう言い残すとスマホからツーツーと音がした。奥さんが通話を切ったのだ。
タカシ「え、え、ちょっとまッあがああああッ」
奥さんの地雷を踏み抜いた男は吐血し、床に赤が散乱した。奥さんがフォローを外したのだろう。
A「アッハハ、コンカイはオモシロかったなー
ヤリ○ンとはチガって」
こんなオモシロイ展開にしてくれた奥さんにお礼を言いたかったんだけど…ま、いいか。
炎上の方も悪くないし、いい炎上ネタになったな。
さーてと!次々!
炎と血がこの場を赤く染める中、ボクは不倫男が持っていたスマホを持ち上げた。
A「サイゴはアナタですね、カガワダイゴ…さん?」
スマホに書いてある名前を読み上げる。
名前を呼ばれた男はニヤリと笑い、ボクの言動全てに注目していた。
あ、ボクが言えた事じゃないか☆
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ユトナ(プロフ) - sikuraさん» 短い文なのに気持ちが伝わってきてめちゃ嬉しいです。読んでくださりありがとうございます! (2020年3月19日 21時) (レス) id: ecfc7fa73a (このIDを非表示/違反報告)
sikura(プロフ) - え、、好き (2020年3月14日 20時) (レス) id: 8625e8b290 (このIDを非表示/違反報告)
ユトナ(プロフ) - 山さんさん» ありがとうございます!めっちゃ嬉しいです! (2020年1月23日 6時) (レス) id: ecfc7fa73a (このIDを非表示/違反報告)
山さん - やばい、男主の性格好きかも← (2020年1月17日 3時) (レス) id: 926db107d7 (このIDを非表示/違反報告)
ユトナ(プロフ) - さきさん» 更新楽しみにしていて下さり、ありがとうございます!少々お待ちして頂く形となりますが必ず更新しますので、楽しみにしていて下さい。夜分遅くに失礼しました。 (2020年1月6日 1時) (レス) id: ecfc7fa73a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユトナ | 作成日時:2019年7月18日 12時