大炎上祭-13- ページ2
ふと気づけば、机の上には一台のスマートフォン。どうやらあなたの恋人が忘れていったもののようです。
「届けてあげなきゃ」
…善良なあなたはそう思うでしょう。
しかし、心のすみっこでほんのちょっぴり…"こうも"思いませんか……？
覗いてみたい！！何が入ってるのか、知りたい！！
_______________
マ「ここからが、『大炎上祭』本番です！！
他人のスマホを覗いて、個人情報を晒し、やぐらを全焼させて下さ〜〜い！！」
今まで小太鼓を叩いていたチビマーブル達が盆踊りを始め、場を盛り上げる。
男「プレイヤー全員のスマホがシャッフル…！？」
女「あたしのスマホ！持ってんの誰！？」
皆が自分のスマホの行方、そして自分が誰のを持っているのか探り始めた。
西条「(他人のスマホを覗き見る、本来ならば許されねぇその行為を、この場の全員が抵抗なくやっている。
『ゲーム攻略の為仕方なく』
この強力な免罪符と、集団心理によって…
だけど、漏れ出てんぜ。他人のプライバシーを覗き見る、仄暗い悦 びが…)」
男「…へ、へへ…」
女「…フ〜ン？」
女「お…これはっ…！」
男「うっわ〜ヤベェんじゃないの？これ…？」
西条「(ま、俺もそんな奴らと同じだが…)」
西条君が持っていたのは…
西条「運、悪りぃな、お前」
A「…っ」
僕のスマホだった…
運が悪い？知ってるよ！今までどれだけ不運な目にあったか…！
西条「ま、俺も言えたようじゃねーが…」
A「え？」
もしかして、僕が今持ってるスマホって…
スマホから視線を西条君に戻す。
西条「…どちらが早く個人情報を晒せるか…勝負しようぜ」
やっぱり西条君のスマホなのか……って
A「え、いや争う必要って…」
マ「おぉ〜っと！？盛り上がってまいりましたね〜！ゲーム開始時からなにやら険悪だった二人がついに対決か〜〜〜！？」
早くなる太鼓の音が僕の鼓動とリンクする。どうしたらいいんだ…っ、他人のスマホなんて…覗ける訳ないのに！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 107人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユトナ(プロフ) - sikuraさん» 短い文なのに気持ちが伝わってきてめちゃ嬉しいです。読んでくださりありがとうございます！ (2020年3月19日 21時) (
レス) id: ecfc7fa73a (このIDを非表示/違反報告)
sikura(プロフ) - え、、好き (2020年3月14日 20時) (レス) id: 8625e8b290 (このIDを非表示/違反報告)
ユトナ(プロフ) - 山さんさん» ありがとうございます！めっちゃ嬉しいです！ (2020年1月23日 6時) (レス) id: ecfc7fa73a (このIDを非表示/違反報告)
山さん - やばい、男主の性格好きかも← (2020年1月17日 3時) (レス) id: 926db107d7 (このIDを非表示/違反報告)
ユトナ(プロフ) - さきさん» 更新楽しみにしていて下さり、ありがとうございます！少々お待ちして頂く形となりますが必ず更新しますので、楽しみにしていて下さい。夜分遅くに失礼しました。 (2020年1月6日 1時) (レス) id: ecfc7fa73a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ユトナ | 作成日時：2019年7月18日 12時
