6.置いて行かれたリトルバーニー ページ6
掃除の当番のため、食堂に向かう。
やはりそこにはリトルバーニーが机に置かれていた。
「どうしたのA?ってコニー!!!?忘れとるがなー!!」
リトルバーニーの前で立ち止まっていた僕の視線の先を見て、持っていた箒を落とすエマ。
良いリアクションだね。
「ど……どうしよう…」
エマがそう呟いていると、ギルダが入ってきて直ぐ様この現状を理解した。
「…ってコニーもう行っちゃったよ?」
「…でもないかも」
ドアを開けて入ってきたレイは、肩にタオルをかけており、お風呂上がりなのが判る。
「さっき風呂場の窓から遠くの門に灯がついているのが見えた。見送りについて行ったママも戻ってきてないし、まだコニーは出発していないんだと思う」
「届けてやろう」
「ノーマン」
「本当はママに頼んで後から送ってもらうのが筋なんだろうけど、"コニーの気持ちを考えたら早い方がいい"…だろ?」
その言葉にエマは笑顔で
「うん!」
と答えた。
2人が食堂から出る。僕はそれを見送り、掃除に戻ろうとする。そんな僕にレイは声をかけてきた。
「Aは行かないのか?」
僕は首を縦に振り、"僕も行ったらギルダ1人で掃除をすることになること、3人だと見つかりやすくなること"を伝える。
「ふーん、ま、そうだよな」
計画では僕も行くことになっていたのかな?
いや、レイの反応を見る限りそうでもなさそうだ。
きっとエマとノーマンが行くのは分かっていたはず。エマが届けに行きたいのをノーマンは分かるし、鍵を開けるためにノーマンもついて行く。
そこに僕もついていけば尚よしぐらいかな。
僕はレイのその返事のあと、掃除に戻った。
当事者でもないのに…なんだかドキドキしてきた。
高鳴る鼓動を隠すために箒を動かした。
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ユトナ(プロフ) - この小説、読むのすごく楽しいです!さん» !!!!わぁー!確かにそうですね!!画像差し替えときます!教えて下さりありがとうございます!! (11月4日 8時) (レス) @page23 id: 38c56725bc (このIDを非表示/違反報告)
この小説、読むのすごく楽しいです! - 男主くんが11歳なら誕生日は2034年の4/27だと思います! (11月4日 0時) (レス) @page23 id: f9b3253e9b (このIDを非表示/違反報告)
ユトナ(プロフ) - かえるくんさん» アドバイスありがとうございます!でもプレッシャーには感じてないので安心して下さい!番外編は入れようと思ってましたがwあともう少しで更新は出来そうなので、頑張りますね! (2021年1月24日 22時) (レス) id: e3aba1b098 (このIDを非表示/違反報告)
かえるくん - もしプレッシャーに負けそうとか、ネタが思いつかないとかの時は番外編を入れるとモチベ上がりますよ!更新頑張ってください! (2021年1月24日 15時) (レス) id: 8379750216 (このIDを非表示/違反報告)
ユトナ(プロフ) - ぽうんどけーきさん» お心遣いありがとうございます!必ず戻ります! (2021年1月20日 18時) (レス) id: ecfc7fa73a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユトナ | 作成日時:2021年1月5日 16時