22.情報収集2 ページ22
「分からない時があるの？」
「うん、あの3人には伝わってるけどね」
「やっぱりあの3人は違うもんね」
「わたしたちといるときのAは、表情豊かだってノーマンが言ってたよ」
「エマも言ってた！」
「レイはよく、ぼくたちといるAを見て笑ってるー」
その言葉にその場面を思い出した子供達は、一斉に笑い出した。
「笑ってたね！」
「ねー！」
「あ！前もね！レイったら___」
子供達の話が変わり、クローネは話を聞きながらAについてまとめていた。
(Aは相手によって伝え方を変えている？
私には喋った、この子達には分かりやすく、そしてあの3人にはまた違う方法…
まさか時間…？一緒にいる時間が長ければ長いほどAの伝えたいことが分かるってこと？
この子達は何故分かるのか理解していないようだけれど、"表情の変化"で分かるとしたら、確かに年少者といる時は、表情が僅かに動いている。
だけどまだ来て数時間の私には何も分からない。表情が動いていることは分かっても、それが何を意味するのかまでは、まるで検討もつかない。
確かにさっき手を差し出した時、妙な間があったけれど、あれが"よろしく"ということを伝えていたなら辻褄が合う。
それってかなりムカつくわね！
だって私、相手の表情１つで何を思っているのか大体分かるつもりだったのに、Aの前だと何も分からないなんて！
たった子供1人の表情を理解できないなんてそんなの屈辱よ。
いいわ、何としてでもAの表情を読み取ってやる！)
そう意気込むクローネは、全ての会話を当の本人であるAに聞かれていることを"知っていた"。
イザベラから渡された資料に、Aは人並み以上に五感に優れていると書かれていたからだ。
表向きは「早くAと仲良くなりたい。その為に表情を読み取りたい」を装っているが、ただ単にたった1人の子供の表情を読み取れず、プライドを傷つけられたことに苛立ち、ムキになっているだけであった。
だから宣戦布告として
「
今までの会話を聞いていたAは悪寒を感じ、体を震わせる。
「どうしたの？A」
ノーマンの質問にAは"何でもない"ことを伝える。
(また面倒なことになったな…)
と思いながら、原作が変わらないことを心の中で祈るAなのであった。
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ユトナ(プロフ) - この小説、読むのすごく楽しいです！さん» ！！！！わぁー！確かにそうですね！！画像差し替えときます！教えて下さりありがとうございます！！ (11月4日 8時) (
レス) @page23 id: 38c56725bc (このIDを非表示/違反報告)
この小説、読むのすごく楽しいです！ - 男主くんが１１歳なら誕生日は2034年の4/27だと思います！ (11月4日 0時) (レス) @page23 id: f9b3253e9b (このIDを非表示/違反報告)
ユトナ(プロフ) - かえるくんさん» アドバイスありがとうございます！でもプレッシャーには感じてないので安心して下さい！番外編は入れようと思ってましたがwあともう少しで更新は出来そうなので、頑張りますね！ (2021年1月24日 22時) (レス) id: e3aba1b098 (このIDを非表示/違反報告)
かえるくん - もしプレッシャーに負けそうとか、ネタが思いつかないとかの時は番外編を入れるとモチベ上がりますよ！更新頑張ってください！ (2021年1月24日 15時) (レス) id: 8379750216 (このIDを非表示/違反報告)
ユトナ(プロフ) - ぽうんどけーきさん» お心遣いありがとうございます！必ず戻ります！ (2021年1月20日 18時) (レス) id: ecfc7fa73a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユトナ | 作成日時：2021年1月5日 16時
