里外初任務9 ページ33
こちらを睨むイナリに苦笑いをする
「俺の父ちゃんは殺されたんだ！お前らだって、お前らだって」
「・・・あのねぇイナリ、この世界、親が殺された人なんてそこそこいるもんよ？」
そう言うとイナリは目を見開いた
「・・な、なんで？」
「この国には戦争とか、忍びはいないけど、私たちの国みたいに忍びがいて、戦争に行くなんてざらなの、勿論、戦争だけじゃない。国を守りたい為に命懸けで機密を守ったり、何かを守るために死ぬことはある。」
この国は、貧しくとも、ガトーがいなかった時は、普通に働いて、普通に家族がいて、命をかけた争いごとなんてほとんどなかったはずだ
他国の事など、情勢に関わっていなければ、知ることも探ることもほとんどないだろう
だからイナリも、知らない
「私が君になにか言える事とかさ、あんまりないけど、君の気持ちを、君のことを心配してる弟とは、話してあげてよ」
「・・弟？」
「血は繋がってないけど、大事な大事な弟だよ。太陽みたいに明るい子」
そう言って頭を撫でて3人の元へ向うべく歩を進めた
「ねぇちゃん！！」
振り向くと、泣きそうな顔でイナリがこちらを見ている
「あ・・っ・・・ねぇちゃんの、親って」
私は何も言わず、踵を返した
「サークラー、どーおー？」
「あ、お姉ちゃん！おかえりなさい！」
「ただいま」
嬉しそうに抱きついてくる妹を抱きとめ、地面とお友達な2人を見た
うーん、この2人って意外とチャクラコントロール苦手なんだよなぁ・・・
「ナルト、サスケ、そろそろ帰ろう」
「「まだ！」」
「へーそっかー、じゃあ今日はツナミさんとサクラと3人でご飯作ろうか」
「「っ！？」」
「！うん！！」
「「ま、まって！」」
食卓に並んだ料理にツナミは嬉しそうにしていた
「もー助かっちゃったわ！お手伝いありがとうね！あんなに手際がいいなんてびっくりしちゃった！」
「この子達いつも一緒に作ってくれるんです。お役に立てたなら良かったです」
そう笑い返しながら、こっそり笑っている3人を見る
最初の頃、お手伝いは戦争だった
俺がやる私がやるの取り合いで、嬉しいことは嬉しいが、なぜだか分からなくてカカシさんに相談したら"褒めて欲しいからデショ"
それからは家事全般を共にやるようになった。
そして3人の中でもルールが決められたらしい
基本は3人でやること、やむを得ない時は抜けがけも致し方ない・・
それをカカシさんから聞いた時は、育て方間違えたと叫んだものだ
里外初任務10※大変お待たせして申し訳ごさいませんでした！m(_ _)m→←里外初任務8
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ココロ(プロフ) - ハントさん» コメントありがとうございます！このみいがいでのだなんて好み以外での好きな唯一の作品だなんてとても嬉しいです！返信が遅れて更新も遅れて申し訳ございませんが、こちらの方こそ、今後ともよろしくお願いします！ (4月19日 21時) (
レス) id: 4370b0cf21 (このIDを非表示/違反報告)
ココロ(プロフ) - 花さん» コメントありがとうございます！一気に読み進められるような、なるべく分かりやすく楽しめる作品を目標にしておりますので、そう言っていただけると嬉しいです！今度ともよろしくお願いします！ (4月19日 21時) (レス) id: 4370b0cf21 (このIDを非表示/違反報告)
ココロ(プロフ) - 小柴紬さん» 返信が遅れてしまい申し訳ございません！面白かったという事がとても伝わりました(笑)ありがとうございます！今後とも、よろしくお願いします！ (4月19日 21時) (レス) id: 4370b0cf21 (このIDを非表示/違反報告)
ハント - 普段は原作沿いのものしか好んで読まず、原作沿いでないのは正直あまり好きではないのですがこの作品だけは本当に面白くて、楽しく読ませてもらっています。原作沿いじゃなくて好きな唯一の作品です。これからも応援させてください！ (2023年1月1日 22時) (レス) @page20 id: f0e2121179 (このIDを非表示/違反報告)
花 - すごく面白いです！昨日読み始めたばっかりだけど、もう全部読んじゃいました！更新頑張ってください。待ってます！ (2022年12月27日 8時) (レス) @page38 id: 8f1c7c43ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ココロ | 作成日時：2022年8月13日 11時
