第7班を支えたい！弐

砂の子達2 ページ22

砂について早々に風影への文書引渡し等を済ませて、我愛羅達を探す。
ちなみに探知を任務外で使いすぎるのは禁止だとヤキタに言われてしまっているので、使ってはいない
今回の滞在は2日

あれ以来、砂に来る頻度は高くなり、木の葉と砂の交友関係は一段とよくなった。
中忍試験も昨年から行われる事になり、本来より1年早く合同試験が行われた。
我愛羅達の代ではあったものの、ナルトと戦いたいと、色々理由をつけて今年参戦する事になった3人

「Aちゃん！久しぶり！」
「ナギハさん！お久しぶりです！我愛羅達どこにいるか分かります？」

声をかけてきたのは焼き鳥屋のナギハだ
最初に慣れてくれた人で、よく4人で買うにつれて仲良くなった
「我愛羅様達なら修行するって今日も修練場に行くと言ってたぞ」
「ありがとうございます！」
「あ！これ！これ持ってけ、我愛羅様達の好きなもんも入ってっから！」
そう手渡してくれたのは焼き鳥の詰め合わせ
「わ！いいんですか？」
「いいのいいの！あんたのおかげで俺らも我愛羅様達とも話してこの里を変えてくれた！」
「そうそう、あんたが物資諸々をこっちに輸入を多くしてくれたおかげで水不足も全くないしねぇ！」

ドン！と背中を叩き笑顔で言うおばちゃんは八百屋のさやなさん
彼女もずいっ！と自分の店の品物の入った袋を差し出してきた

「新鮮な野菜が入ってくるのもあんたのおかげなんだ、遠慮せず持ってきな！」

後ろにもそうだそうだと笑顔の人ばかり
6年前、笑顔はあれど、あまり覇気のない市場だという印象があった
それが今はこうしてひとつの国の士気が高まっている。
我愛羅達と仲良くなり、風影に気に入られたおかげで、家族の仲は取りもてたし、私的にはその位しか、と思っていたが、ここまでになってくれるとは・・
「ありがとう・・ございますっ！」

市場の人達に手を振り、抱えて修練場に向かう


「我愛羅！テマリ！カンクロウ！」

「！A姉さん！」
「「姉さん！」」

随分と大きくなった3人は、変わらない笑顔で迎えてくれた
あと少しでカンクロウにもテマリにも抜かされそうだ

「久しぶり！これ市場のみんなからだよ」
「！焼き鳥」
「野菜もあるじゃん！」
「姉さんは人気者だよな」
「そんな事ないよー、ほら、3人とも、食べよ？」

それぞれ好きな物は変わっていない
美味しそうに食べる3人・・我愛羅を見た

我愛羅の額の《愛》は、風影との出生の会話で暴走しかけ浮き出たものだ

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