【フェーヂャとデート】零さんリクエスト ページ28
_____"あの"事件から4日後。
俺とフェーヂャはデートする事に決まった。
……………のは、いいが。
『探偵社の皆に見られたらどうしようか』
俺も此の服装の儘出歩くのは流石にまずい。
武装探偵社にマフィア、傘下組織に顔がバレているのだから。
『服がない』
大体は拠点に置いてきてしまった。
『誰かに借りる？それとも盗む？………買う、か？』
お金なら殺,した奴等から取ったのがあるしなぁ。
「何ぶつくさ云っている」
すぱんっ、と頭を叩かれる。
『国木田……いきなり叩くなよ』
「貴様が仕事をせんからだ。何を考えてたんだ？」
よく聞こえなかったな。
いや、聞かれなくてよかった。
『明日出掛けようと思うんだけど服が無くてさ。たまには違う格好してみたいし』
「なるほどな。そんな事か」
『俺は真剣なんだけど』
「服を買いに行けばいいではないか」
『どんな服着ればいいか分かんねぇンだよ…』
溜息をつきながら机に突っ伏す。
「夕方、買いに行くのか？」
『あぁ。仕事が終わってから』
「早めに帰るんだぞ」
『おう、有難う』
仕事を終え、定時で探偵社を出た。
街の方に行き、服屋に入る。
『此れいいじゃん』
手に取った服が丁度好みだった。
其の服を買って、寮に帰る。
林檎を夕食として食べた後、風呂に入り布団に潜り込んだ。
俺は目を閉じる。
＿…携帯のアラーム音で目を覚ました。
『ねむ…』
大きな欠伸をしながら布団から出る。
『着替えて待ち合わせ場所の鶴見川行くか』
俺は服を取り出し、着替えた。
白いワイシャツに紺色のコート、黒いズボンと茶色のショートブーツ(※「文豪ストレイドッグス✕中原中也記念館」の中原の服装。ただし、帽子と手袋なし)。
財布と携帯を持ち、部屋を出る。
『よっと』
たん、と其の場を跳躍し屋根に飛び移った。
『此方の方が速いんだよな』
パルクールを使いながら俺は鶴見川に向かう。
『到着』
すたりと地面に飛び降り、髪の毛を括っていたゴムを取った。
此れで俺だと判らないだろう。
『いつ来るかな。待ち合わせ場所しか聞いてなかったからな…』
ま、待ってればすぐ来るだろ。
「イシュリー？丁度良い時間帯ですね」
路地裏からフェーヂャの声がしたので振り返った。
薄い青色のシャツに濃い青色の上着、砂色のズボンに茶色の靴(※「ショッピングを楽しむキャラ達がグッズになって登場！」の太宰の服装)。
【フェーヂャとデート弐】零さんリクエスト→←【太宰と二人で歩いていたら…弐】冷涙さんリクエスト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 210人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぴみゃ - ドストさん絡みの男主のお話で一番好きです。頑張ってください、応援してます！ (2018年5月24日 21時) (
レス) id: a5e208826f (このIDを非表示/違反報告)
彼岸(プロフ) - 黒翔さん» 調べてみたらそうでした…。ご指摘有難う御座います (2018年4月7日 20時) (レス) id: 5d298c47da (このIDを非表示/違反報告)
黒翔(プロフ) - どうでもいいし細かいんですけどフョードルの愛称みたいなものってフェージャじゃないんですか？() (2018年4月7日 20時) (レス) id: 8b992b69e6 (このIDを非表示/違反報告)
晋陽 - ドストさん癒し！！更新待ってます！ (2018年4月1日 23時) (レス) id: c1e93ed5ca (このIDを非表示/違反報告)
彼岸(プロフ) - 零さん» 癒しになって良かったです…。有難う御座います！ (2018年1月12日 20時) (レス) id: 5d298c47da (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：曉 | 作成日時：2017年10月15日 22時
