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しんどい 23% ページ25

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「ねー、暇なんだけどー」




そう言って通路の向かい側から声を掛けてくるのは、隣のはじめが出発早々寝てしまって暇を持て余している徹くんである。

いや知らんわ、なんていう目線を送ると頰を膨らませて拗ねたような表情を浮かべた。

え、何かわいい。魅せ方わかってるなこいつ...それでも可愛いとか。喧嘩売られた。




「寝ればいいじゃんか」

「勿体無いって!」

「いや何が」

「( 折角Aと近いのに... )」




黙ってしまった徹くんを尻目に寝る体制に入る。
すると、慌てた様子の彼が何か言って来たけれど。




「おやすみー」

「えっ」




眠すぎて仕事に身が入らない、なんてことは嫌だから。そろそろ寝ることにした。


目を瞑っていたらいつのまにか夢の中。宮ツインズの頭を撫でたり、北さんの笑顔を見たり...とにかく私得な出来事で溢れていた。




「着いたぞ、」




なんて言って起こしてくれたのは青城のオカン岩泉。徹くんは忘れ物がないかどうか後ろの席から点検をしているところだった。




「ありがと、はじめ」




前世から続く驚異的な寝起きの良さ。その代わりに毎回夢を見るところも変わっていないのだが。

お礼を口にしてから自分も荷物を持って外に出る。
バスのすぐ目の前に合宿所があったため、迷わずに中に入ることができた。

マネージャーが運ぶべきものも出し終わり、皆んなと入り口で待っているとやって来たのは烏野マネの潔子さん。




「これから暫く、よろしくお願いします」




そう言った顔には笑みは浮かばなかったが、それはそれで美しい。

潔子さん曰く、1日前からいる東京組が今試合をしているそう。まあ言っていなかったけれど、今回の合宿所であるここは東京なので。妥当だと思う。


そして私達と同じく今日着いた烏野は荷物整理をしていて、相手校が来るまで暇。そんな訳で東京組ではなく潔子さんが案内役になったそう。





( なんという美しさ... )

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トガちゃん!! - 私も、静岡県民!静岡弁ってあんまり知られてないよね...。同じ東部! (2022年9月8日 18時) (レス) @page2 id: 16abac1544 (このIDを非表示/違反報告)
sky*(プロフ) - みなさん» コメントありがとうございます!!そうなんですね、場所まで同じとは...運命を感じます笑 (2020年3月12日 0時) (レス) id: 509c9006a2 (このIDを非表示/違反報告)
sky*(プロフ) - 楓さん» 半年ほど更新していなかったにも関わらずそう言って頂けると、とても嬉しいです(^^) 次の話が書け次第2章に移るので、そちらもよろしくお願いします! (2020年3月12日 0時) (レス) id: 509c9006a2 (このIDを非表示/違反報告)
みな - 夢主ちゃんの両親が静岡東部出身なのが私と同じでなんか感動しました…!とても面白いです!! (2020年3月10日 12時) (レス) id: d5fad54e22 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 更新ありがとうございます!ずっと大好きなお話だったのでとっても嬉しかったです!!すごく続きが気になってしまいます!更新頑張って下さい! (2020年3月9日 17時) (レス) id: 1e6480db67 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なも | 作成日時:2018年12月17日 23時

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