Sweets Paradise (ページ6)

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Baumkuchen ページ6

パパside

今日は海斗が自閉症がわかった時のお話をしようと思う

あれは、10年前。海斗が2歳になる少し前の時
俺とママと海斗で支援センターに行ってた時だったかな

海斗は、公園に行っても、支援センターに行っても
1人遊びか、俺やママと遊ぶことが多かった
他の子は眼中に無いってかんじで

でも、俺もママも子育ては初めてだし
一人っ子だからそんなもんだと思ってたんだ

そしたら突然、近くにいたご夫婦とそのお子さんが
俺たちの元に来て

？「すみません。もし宜しかったら情報交換しませんか？」

宮「あ、はい。是非！」

こういう場では親同士の交流もあったり
先輩ママさんパパさんからアドバイスを貰えるから
こんなのも当たり前の光景だった

如「初めまして、川島如恵留と申します
　と、妻と、息子の元太です」

この、川島如恵留さんが後に海斗の担当医となるんだ

宮「初めまして、宮近海斗です。妻と息子の海斗です」

それから少しずつお話していくうちに
妻たち同士は仲良くなり、俺らも親しい関係になれた

如「あの、実は僕、小児科医なんです」

宮「え！そうなんですね、」

如「それに少しきになったことがあったので
　宮近さんに声をかけてさせて頂きました」

宮「…なんですか？」

如「申し上げにくいのですが、息子さん

　もしかしたら、自閉症かもしれないです」

宮「…じへいしょう、？」

聞いたことない言葉に頭の中は？だらけ

如「はい、うちの子と遊んではいますけど
　ひとり遊びメインで、おもちゃを1列に並べてる
　これだけじゃないんですけど…」

それから、自閉症の特徴について教えてもらった

よく考えてみると、
食べ物も舌触りがザラザラするものは食べないし
積み木やおもちゃを良く一直線に並べる
更には、目線が合わないし発語も少ない

どれも如恵留さんが言うものに当てはまっていた

如「まだ、可能性なので病院でちゃんと検査しませんか？」

僕の病院に来てくださいとのことを伝えられて
今日はお別れをした。