Justice devil

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花木

.



西川「なぁはよどっか行ってくれん？」




坂本「うちの球団にも用無しやねんけどw」




石川「時間が許してくれるとでも思ってるん？」




桜木「消えて」








「っ...うっ...はぁはぁ」




この夢を何回見ればいいのだろうか





私にぐっすり眠れる日が来ないのはわかってる





この夢にうなされる。



.


ドーム内についてふと思い出す




あ、そーいえば手帳




眼鏡を外し、目を擦りながら考える




んー、誰かに聞いてみようかな




と思い廊下に出ると




(ﾄﾞﾝｯ)




「わ、ごめんなさい」




小林「ｯ！ごめん、」




「ああ、あの！」




小林「なん？」




本当に冷たいよなーなんて思いながらも声を掛ける




「黒い手帳みませんでしたか？」




小林｢あー、桜木さんなら知ってるかも｣




「中身、みたりとか...」




小林「してへんよ」




「(ﾎｯ)よかった」




小林「なら、俺行くわ」




「ありがとうございます」


.

小林



待って、可愛すぎひん？




今までに感じたことのない胸の高鳴り




花木さんってこんなに可愛かった？




桜木「小林さんっ！遥輝さん呼んでますっ」




小林「ありがとな」




さくらなんか眼中に入らんほどの可愛さ





それよりも、あの手帳って花木さんのなん？





.


ロッカー



「失礼します」




書類を届けに、選手ロッカーへ




そこには桜木さんも居て選手の方と談笑している




坂本さんなんか肩を抱いてるじゃありませんか





私が入ってきたことなんて、一部の人しか気付いていないと思うくらい





みんな桜木さんに夢中だ




周りを見渡すと畠投手が納得しない顔でいる




「畠投手、右肘違和感やっぱりありますか？」




畠「え？、あ、いや」




存在しか知らない人から話しかけられたら




そりゃ、テンパるよね...




「開幕して少し経った辺りから思ってたんです」




畠「すごいですね、職員の方なのに」




選手の目線はみんな、私たちを見ている




「トレーナーさんにお伝えしておきますね

病院にも一度行ってください。油断は禁物ですよ」




なんたら笑顔で言ってみた




球界から嫌われてる人からそんなことされてもだけど




桜木さんの方が良かったよな〜




心の中でごめんなさいと呟く。




「し、失礼ます。」



悪口オンパレード開催だな。

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