#74 ページ24
*
結局しんぺいさんにしっかりと怒られた私はしんぺいさん監視の下、普段よりも少ない書類を済ませた。
その後、｢徹夜したんやろ｣と寝るのを見届けられて今に至る。
｢Aちゃん準備出来た？｣
念の為とかなんとかで部屋の前で待っているしんぺいさんの呼ぶ声がする。
前髪を指先で少し整えてから、返事をして扉を開けた。
何故こんなにも素直に言うことを聞いているのかと言うと、改めて｢Aちゃんなら抱けそう｣等ととんでも発言をされたからである。
軍医があんなんで良いのか！！！！！
ニコニコと微笑むしんぺいさんの後を追い、食堂に入ればすっかり元通りになった大先生とショッピ先輩、シャオさん、それから仲良くなったちのさんが挨拶をしてくれる。
少し心配そうな視線を送ってくるシャオさんに
『だ、い、じょ、う、ぶ』
と口パクで告げてVサインを掲げればそれはそれは爽やかな笑みを貰った。
いつも通りちのさんとエミさんに挟まれた席に腰を下ろせば、エミさんが腹部に視線をやってから｢大丈夫、ですか｣と聞いてくれた。
｢エミさん！セクハラやぞ！！｣
とかなんとかちのさんが必要以上に大きな声で言うから、言われた本人は顔を真っ赤にしてぷんすこ怒っていた。
そんな2人の掛け合いを笑いを堪えながら聞いていると、前から視線を感じる。
なんだ、という気持ちを込めた視線を送ると頬杖をついた先輩が口を開いた。
｢コネシマさんとは仲直り出来たんですか｣
『Gの如く逃げていくんで…』
｢そっすか｣
Gの如く、と言った瞬間に視界の端でトントンさんがスープを吹きかけたのを見た。
わートントンさんきったな〜い
_冗談ですやん！！！！！！！！！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1146人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
菜乃(プロフ) - しきさん» コメントありがとうございます。少し下にスクロールして頂ければ簡易的ではありますが説明させて頂きましたのでそちらを見て頂ければと思います。。暖かい言葉をありがとうございます…！ (2020年8月25日 7時) (
レス) id: a5b7bd47a4 (このIDを非表示/違反報告)
しき - コメ失礼します。大変恐縮ですが、『状況が状況』何があったんですか？他の作者様も鍵をかけてまして…。できる限り教えてください。この作品応援してます。 (2020年8月25日 4時) (レス) id: 1586e9f170 (このIDを非表示/違反報告)
菜乃(プロフ) - 勉強さん» コメントありがとうございます…！大丈夫ですよ~！不慣れなので確認が遅いです、申し訳ないです。。。 (2020年8月24日 22時) (レス) id: a5b7bd47a4 (このIDを非表示/違反報告)
勉強(プロフ) - あの私も一緒で、Twitterやってないので、ボードのところでもう一度、パスワードを聞いてもよろしいでしょうか？ (2020年8月24日 21時) (レス) id: 192730a35f (このIDを非表示/違反報告)
菜乃(プロフ) - ゆーちゃさん» コメントありがとうございます…せっかく読んで頂いてるのにすみません、、、ボードという機能であればお伝え出来ると思います…！ (2020年8月24日 19時) (レス) id: a5b7bd47a4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
