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混乱する私をよそに、チーノさんはぽつぽつと話し始めた。
｢最初、大先生と俺とショッピくんは疑ってて｣
｢部隊長のコネシマさんも協力してくれて｣
｢やのに、俺以外みんなAさんと仲良くなってて｣
｢それで俺も上辺だけは仲良くなってボロ出すのを待ってたんです｣
｢今回スパイの話が上がって、本当の本当はAさんなんじゃないか、って｣
｢段々それが勝手に確信に変わってて｣
眉をひそめて苦しそうな声で話すチーノさんは少し間をあけて、
漸く口を開けたかと思えばその目から涙が溢れてきた。
｢Aさんが倒れて、それに駆け寄るコネシマさん達を見て、｣
｢俺は、何をしてるんやろ、って｣
拭っても拭っても溢れる涙が布団にしみを作っていく。
｢…本当に、ごめんなさい｣
ぐすぐすと鼻をすすりながら謝るチーノさんを見て、漸く脳が動き始めた私は 何を謝っているのか、と疑問が生まれる。
『疑わしきは罰せよ』
｢え？｣
『罰せず、とも言いますが私は“罰せよ”派の人間です』
意図は伝わっただろうか
彼は溢れる涙を拭いもせずにこちらを見ている
『幹部として適切な行動だと、思います』
｢なん、で｣
『だから、気にしないでください』
｢でも｣
『現に私生きてますし、ね？』
確かに潔白の身で毒を盛られたのは腹が立つ、でもそれは主観的な話でチーノさんやトントンさんなら潔白とは言いきれない、と思う。
“疑わしきは罰せよ”
これは軍人として当たり前の思考回路で、とやかく言う必要も無い。
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菜乃(プロフ) - しきさん» コメントありがとうございます。少し下にスクロールして頂ければ簡易的ではありますが説明させて頂きましたのでそちらを見て頂ければと思います。。暖かい言葉をありがとうございます…！ (2020年8月25日 7時) (
レス) id: a5b7bd47a4 (このIDを非表示/違反報告)
しき - コメ失礼します。大変恐縮ですが、『状況が状況』何があったんですか？他の作者様も鍵をかけてまして…。できる限り教えてください。この作品応援してます。 (2020年8月25日 4時) (レス) id: 1586e9f170 (このIDを非表示/違反報告)
菜乃(プロフ) - 勉強さん» コメントありがとうございます…！大丈夫ですよ~！不慣れなので確認が遅いです、申し訳ないです。。。 (2020年8月24日 22時) (レス) id: a5b7bd47a4 (このIDを非表示/違反報告)
勉強(プロフ) - あの私も一緒で、Twitterやってないので、ボードのところでもう一度、パスワードを聞いてもよろしいでしょうか？ (2020年8月24日 21時) (レス) id: 192730a35f (このIDを非表示/違反報告)
菜乃(プロフ) - ゆーちゃさん» コメントありがとうございます…せっかく読んで頂いてるのにすみません、、、ボードという機能であればお伝え出来ると思います…！ (2020年8月24日 19時) (レス) id: a5b7bd47a4 (このIDを非表示/違反報告)
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