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第35話 戦闘準備 ページ38

A「というか...苦無は使えるようになったんですか?」



黄「いや〜全くッス!まあミスってもAっちがカバーしてくれるからいいかなって...」


と満面の笑みで黄瀬は言う。


嘘だろおい。私がカバーする前提かよ.....



A「えっと...立場逆なのでは...?」



黄「俺、バスケは得意でもこういう戦闘(?)は苦手ッスから...」


A「な、なるほど...って、私も戦闘とかしたことないですからね!?」



黄「そうッスよね〜!ナイスツッコミ! ...って、グダグダしすぎッスね。とりあえず向こうの部屋行くッスよ!」


A「了解です。ちょっと破片飛び散るかもなので離れててください」


黄瀬が壁から少し離れたことを確認すると、Aは鞄から手袋を取り出し装着した。


そして、深呼吸をしたあと


A「せーのっ!!」


拳を後ろに引き、勢いよく前に突き出した




ドン、という大きな音と共に ボロボロと壁が崩れていく



A「う、埃で前が.....」

壁が壊れた衝撃で 砂埃などが視界を塞ぐ


黄「Aっち!なんかがこっちに向かってくるッス...!」


A「え...!?って言ってもこのナイフじゃ近く行かないと倒せないし.....ど、どうしよう...」


黄「俺が苦無適当に投げてやってみるッスよ!」


A「それは後が怖いからやめて...」



...どうしよう。なにか、何かないか.....!!

よく見えない中、手探りにリュックの中を漁る

少しでもゾンビの気を引けるものがあれば...



...と思ったその時


ジャラ


何か金属製の物を掴んだ感覚があった



A「あれ...?なんだっけこれ...。私、こんな物リュックに入れたっけ?」


疑問に思いながらもそれを引っ張り出す





黄「Aっち、それ...!」




A「これ、あの時の.....!」




そういえばそうだった。皆と武器を探していたあの時、優汰に色々言って渡さなかった鎖...!



黄「これなら届くし適当に振り回しても倒せるッスよ!!」




A「ですね!よーっし、こうなったらA!全力で振り回しますよー!!」



A「危ないのでちょっと下がっててください!」



黄「了解ッス!」


黄瀬が下がったのを確認すると、Aは鎖を持ち少しずつ回し始めた




最大まで鎖を回したその時─





───ゾンビがいる部屋にA1人で突っ込んで行った

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likk - 優太ぁぁぁぁぁぁぁぁ え?ツーか君はいったい何者 (2019年6月14日 18時) (レス) id: a124146768 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:亜月 | 作成日時:2016年1月27日 14時

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