第26話 悪魔 ページ28
優「いやいやAのことは本気で好きだよ。これだけは言える。ちょっとノリで付き合ってるとかじゃなくて、本気で好き」
誤解を招く言い方をしたのに気がついたのか、誤解を解こうと慌てて言葉を付け足す
A「やだー、突然の愛の告白ですか?それも嘘だったりは?」
そう。彼は嘘つきでもある。
正直、優汰と違って恋人だからって相手の気持ちがわかるわけではない。
やもしかした優汰は、遊び半分で付き合っている。という可能性も無くはないが_
優「流石にそこまでは嘘じゃないよ?遊び半分で付き合うわけないじゃん!...僕って、どのくらいクズだと思われてるのさ.....」
A「いやぁ...変な言い方だったから。てっきり女を取っかえ引っ変えして弄んでるのかと」
だってやりそうだし
優「弄んでないよ、うん。彼氏に対して中々にひどい事言うね。誤解を招く言い方をしたのはごめん。
いや、こっちの本心知らないで猫かぶってる姿をかわいいー!かっこいいー!って言ってキャッキャして、まんまと騙されてるのが面白いだけだよ」
A「誤解どころかもっとひどい言い方をしている」
天使みたいな雰囲気放っといて、中身は悪魔ってわけか。
ちくしょう。自分がかっこいいことを上手く利用しよって...
優「でも本当に、マジで、マジのマジでAのことは好きだよ。え、本当に? うん、本当。なんならここでキスでもする?...えっそれだけじゃ好きかどうか分からない?もー、攻めっ攻めなんだから...よし!じゃあそのまま舌をいr「カット!!」」
A「はいはい妄想乙。本当に?とも聞いてないし好きかどうか分からない?も聞いてないですやめてください」
優「えー、ケチー。 そのままヤケクソでやってくれると思ったんだけどなぁ...(ボソッ)」
A「や り ま せ ん」
それにまだお互い中学生だし、うん、ね。そういうね、激しいことはね、激しいのかわからないけどね、もうちょっと大人になってからの方がいいと思うんだ。
ー放送室内ー
Aと優汰の言い争いを止めて、青峰が残っている放送室へと戻る。
黄「ほら、青峰っちもここから出...
って!!何やってるんスか!!!え、マジで何やってるんスか!」
青「え、あぁ。なんだ黄瀬か。あいつらの言い争いは終わったのか」
黄「「なんだ黄瀬か」ってなんスか...あの二人、仲良いのか悪いのかわからないッスよね。
...いや、そうじゃなくて!!!」
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likk - 優太ぁぁぁぁぁぁぁぁ え?ツーか君はいったい何者 (2019年6月14日 18時) (レス) id: a124146768 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:亜月 | 作成日時:2016年1月27日 14時