第15話 曲がり角 (黒子side) ページ17
黒「そうしたいところですが、1人がAさんを見つけたとしても、残りの二人が迷ってしまったら意味が無いです。流石に学校なので、教室が多いだけで大体どこかに合流すると思います。とりあえず、どこか決めて曲がって歩いてみませんか?」
変に一人で探すのも、今より危険な状況になるだけです。
こういう時に一人で行動すると、大体迷子になるか敵に遭遇するかですし、今は固まって行動した方が安全そうですね
宮「そうだな。さっきはAがいたから敵を倒すことが出来たが、俺達は正直動けなかった。そんな奴らが一人で行動するのは危険だ。俺は固まって行動することに賛成だな」
宮地先輩が賛成してくれる。しかし、本当にあの時僕達は固まって動けませんでした。
僕も、敵が来ても叫び声をあげるだけで、武器を持って戦おうとしなかった.....
...もし戦闘になっても、足を引っ張らないようにしなきゃですね
高「俺もさんせー!心細いし、一緒にいた方が絶対安全だからね!」
黒「満場一致ですね、では...ここから2番目の左の曲がり角へ行きましょう」
僕が彼女に声をかけようとする前通った曲がり角は、多分ここが最後だったはずです。
宮「そこらの教室のドアは開けるか?」
ドアを開けてどこにいるか把握したいところですが...
黒「教室にAさん、他の方がいるかどうか調べたいですが...敵と遭遇する確率も低くはないです。むやみに開けるのは良くないですね.....警戒して扉は開けましょう。中の様子を確認しながら、なるべくAさんを早く探してそれから探索などしましょう」
高「うーん...Aちゃんなら足音だけで聞き分けて自らドア開けてくれる気もするけどね!」
彼女らしいですね...警戒心が無いというか、なんというか.....
宮「ま、とりあえず歩いて適当に探そうぜ。向こうから来てくれる気もするしな」
黒「そうですね、彼女を探すことが目的ですし、後の事ばかり考えていても仕方ないですよね」
高「よっしゃー!それじゃあ、Aちゃん探しへー?
レッツゴー!!!」
こうして、僕達はAさんを探しに廊下をただひたすら歩いていった..
...どれくらい歩いたんでしょう。結構歩いたはずなのに、僕達の足音以外は何も聞こえない...
人の気配すら感じ取れない
黒「高尾君、ホークアイでAさんの居場所、他の人の居場所ってある程度わかりますか?」
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likk - 優太ぁぁぁぁぁぁぁぁ え?ツーか君はいったい何者 (2019年6月14日 18時) (レス) id: a124146768 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:亜月 | 作成日時:2016年1月27日 14時