検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:50,985 hit

第10話 1人 ページ12

A「皆?」

いや、3人とは違う方向にいるからこんな簡単に合流できるわけない



A「.....」


警戒しながら気配を消し、少しずつ近づいていく





『シ___...』




.....遠くて聞こえない

しかし、ここに迷い込んだ人ならこんなにずっと喋るだろうか。声はひっきりなしに聞こえる


相当警戒心がないのか...


...とりあえず、もう少し近づいてみよう






A「...」


もう少しと言いつつも部屋の前まで来てしまった




A「ここは.....放送室?」


私はドアに耳を近付けてみた



〜♪




A「これ...歌?」




こんな状況でなんで歌を歌ってるのだろうか。
あれか、逆に怖いから歌うのか


どこぞのアニメでド○えもんの歌を歌ってたアニメもあったし、歌った方が怖さがマシになるみたいななにかか?



歌うことが目的で放送室へ移動したのだろうか...いやなんで放送室...?



A「聞いた感じ...人間の声だな.....」




歌っているくらいなら警戒して行くこともないだろう





私は重い扉を開けた。





...鍵がかかっていない。かなり無防備だ...



そして、そこには3人の人がいた



「そーらっを自由にー、飛っびたっいな〜♪」


「「はい、タケ○プタ〜」」





...待て。なんだこの光景

マジでド○えもんの歌歌ってるじゃねーか
つか歌上手いなおい



...こちらには気づいていないようだ。脅かしてみようか
ちょっとした悪戯心が芽生えた


その前に、この人達が誰か分かるのなら確認しなければ...



1人目、この歌をメインとして歌っている髪の毛が黄色のチャラそうな男性


2人目は合いの手をいれている髪の毛が青く肌が褐色の男性


3人目も合いの手をいれていた人。髪の毛は灰色と青が混ざったような色で、青い瞳がとても綺麗な男性



というか全員に見覚えがある。特に3人目


1人目と2人目は黄瀬涼太、青峰大輝だ。


3人目は私が一番よく知っている人だ。



しかし、これだけずっと後ろにいるのに気付かないなんて...呑気だなぁ


脅かすには.....3人目の子が一番脅かしやすい。

私は不敵な笑みを浮かべ、彼の後ろに立った

ミスディレクションとは言えないが...影は薄いほうだ。隣の席の子や後ろの席の子、先生にもいつからいたの?と聞かれるレベル。

...いじめじゃないからね?マジで影が薄いだけだから!


まだ彼達は私がいることに気づいていない...





歌っている曲が終わった。

第11話 彼→←第9話 希望



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.0/10 (37 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
36人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

likk - 優太ぁぁぁぁぁぁぁぁ え?ツーか君はいったい何者 (2019年6月14日 18時) (レス) id: a124146768 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:亜月 | 作成日時:2016年1月27日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。