SNS話題の大家族ｯ!!-part2-

#9 ページ9

Aside
_____

しばらくして料理を作り終え
宏樹と同じタイミングで息をついた。


｢手伝ってくれてありがとう｣笑

宏樹｢ううん! やりたかったから｣笑


2人で話していると
ご飯の匂いが鼻をくすぐったのか,2階から大きな足音が響いてきた。


｢降りてきた｣笑

宏樹｢1番大きいのは大地かな…?｣

｢かもね｣笑


"ドタバタッ"と慌ただしい音にドキドキ感を感じながら
食卓に配膳していく。

"ガチャ"と扉が開く音と同時に大地と慧斗が滑り込んできた。


大地｢ご飯〜!!!!｣

慧斗｢ご飯〜ｯ｣


食いしん坊大地
白米お化け慧斗
(どちらもAが命名)がやはり1番に到着した。

その後ろからもぞろぞろと子供達が入ってくる。
侑はまだ知念さんと電話かな……。

侑の分を少し分けると,すぐさま炊飯器前が戦場と化した。笑


圭太｢ママ｣

｢ん?｣


後ろから声が聞こえ,振り返ると圭太が涼をおんぶしていた。
その涼は,現在夢の中笑


｢連れてきてくれたのね…ありがと｣笑


圭太から涼を預かり目の前の小さな頭を撫でた
嬉しそうに微笑むと裕馬と共に火花が飛び交う戦場へと向かって行った。笑

そんな子供達を見やり,涼を抱えながら末っ子達の配膳をしていく…。


｢侑はまだ戻ってきそうにないな…｣


まぁ…そんなに急いでいる訳でも無い
ゆっくりあの子のペースやればいいかと自己解決


大地｢ママ見てぇ〜!!｣

と,見せてきた茶碗に盛るご飯の量……
その隣に静かに座る慧斗の茶碗に盛る量も中々である…


宏樹｢大地,そんなに食べれる?｣

大地｢食べれる!!｣


慧斗はいつもの事なのか誰も何も言わない
大地は1人フライングしてご飯を入れようとした…


裕馬｢大ちゃん!! ちゃんといただきますしないと駄目!!｣


やはりこの子が黙っていない。笑
弟に怒られ落ち込む兄 形勢逆転。笑


裕馬｢今日の当番は雄太君!｣


そう! 実は当番制というものがあり…
"いただきます" "ごちそうさま"は毎日1人ずつ交代で言っている
今日は雄太が担当

雄太｢それじゃぁ……手を合わせて,｣

大地｢パチンッ!!｣

雄太｢…いただきます｣

子供達｢｢｢いただきます!!｣｣｣

賑やかな食前の挨拶に涼も目を覚ました様子

涼｢ぅ……ｯ?｣

｢目が覚めた? ご飯食べようか｣笑

寝起きの涼を膝から椅子へと移動させ,
配膳を完了させる。

大地が口いっぱいにほお張る様子を見ながら
自身の箸も進めていく…。







しばらくすると………………

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