「好きだよ『ごめんいい加減死んで』無理」『……』【まふまふ】

まふまふはハグしたい ２ ページ13

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『荷物、運んでくれてありがとう。』







「いんえー







好きな子の為ならこれくらいへっちゃらだよ！」







『ああそう。』









繋いでいた手をパッと離し、真冬くんに背を向けて家に入ろうとする。








その時。








フワッと真冬くんの匂いがすると思ったら、気付いた時には抱きしめられていた。









「明日まで会えない分の補給、していい？」







していいっていうかもうしてるじゃん。









この前言わなかったっけ。








真冬くんのこと私は何も思ってないのに、思ってない人とハグして嬉しい？って。









「あの…！






前にAちゃんが言ってた、








自分の事を思ってない人とハグして嬉しい？ってやつ、







僕、Aちゃんが僕のことを好きにさせるためにやってるから








嬉しいっていうか…虚しくはないかも」









『そう。』








ナゼだか私は、真冬くんを拒む事が出来なかった。








そんな、時。









「何やってんの、真冬にA。」








その声に、私はハッとしてすぐに真冬くんを拒んだ。









『彼方……』









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