07 子供の体力まじバケモン ページ8
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「小学生の体力底なしじゃん…ッ!」
「へへっ!Aさん遅いぞー!」
まだまだ元気いっぱいの子供たちと比べ、私はもう限界に近づいていた。
元太くんはボールの上に足を置き、私に向かって手を振る。
光彦くんと歩美ちゃんは私に大丈夫かと心配してくれる。
コナンくんはそろそろ休憩しようと提案してくれ、哀ちゃんはそうねと賛成していた。
いやもう子供の体力化け物すぎてみんな可愛いんだけど死ぬほど疲れた。
そりゃ27の大人が子供とはしゃぐって大変なことよ。
あぁ世の中のお母さんお疲れ様です!!
「ひぃ、みんなサッカー上手いねぇ」
「Aさんも上手いですよぅ!やってたんですか?」
「いやー、テレビで試合見るくらいかなぁ」
コナンくんが休憩を提案してくれたので、一度休憩。
とは言っても、そろそろおいとまさせていただこうかと。もうすぐ夕方だし、長い間遊んでもらったからね。
「今日はありがとね、皆。
そろそろ私買い物行かなきゃ行けないから、帰らせてもらうけど、みんなも暗くなる前に帰るんだよー」
「もう帰っちゃうのー?またあゆみ達と遊んでくれる?」
「逆にまた私と遊んでくださいな」
私はニコニコ笑顔(哀ちゃんは相変わらず微笑んでいた)の皆に手を振り公園を出る。
最初あたり不審者としてコナンくんにバチくそ警戒されてたけど、やっぱりサッカーって、スポーツって人の心を開かせるもんなんだね!ほんと凄いやっ!
疲れたけど楽しかったなと思いながら、持ってきていたタオルで汗を拭いて、近くのスーパーへ向かった。
カートを引いて、そういえば冷蔵庫の中ほとんどなかったことを思い出し、沢山材料をカゴの中に入れていく。
もちろん腐らせる前に食べきれるくらいね。
鯖缶も買っておこう、とセール中の鯖缶に手を伸ばそうとすると、反対側からも褐色の手が伸びてきた。
反射的に顔を上げる。
「あ」
「あ」
顔を上げるとそこには声が重なったお隣さんがいた。
結構な至近距離で、思わず驚き身を反る。
「お、お隣さん!偶然ですね!」
「ほんとですね」
にこりとお隣さんは可愛い笑みを私に向け、取り損ねた鯖缶を手に取った。
私も二つ手に取って、カゴの中に入れた。
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礼 - すっごく面白いです!続き楽しみに待ってます! (2021年12月12日 8時) (レス) @page38 id: 1125244af9 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - ぱるむさん» 流れは一通り書いているのですがちゃんとした文字に起こすのがすごく手間取っていまして…、ぼちぼち頑張っていきたいです!ありがとうございます! (2021年8月28日 12時) (レス) id: 7882bc78cd (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - アイスあるさん» ありがとうございます!!返信遅くなってごめんなさい、マイペースですがぼちぼちやっていきます! (2021年8月28日 12時) (レス) id: 7882bc78cd (このIDを非表示/違反報告)
ぱるむ - 復活待ってます!すごく面白かったです! (2021年2月15日 18時) (レス) id: 4fbbe91aff (このIDを非表示/違反報告)
アイスある - めっちゃ面白いです!更新頑張ってください! (2020年5月27日 18時) (レス) id: 38b2fa8d4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こたきんぐ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kotakinnhu/
作成日時:2019年9月6日 17時