２３６Ｑ ページ48
Aside
八月三十一日、合宿おつかれパーティーという名の焼肉パーティーが部活内で開かれた。
いつも通り食べちゃうと金額がやばそうだなぁと思ってセーブして食べてたけど、あのバ火神は何も気にせずパクパク食べてて、総額は予算を十一万超えたという。部費で何とかできたけど、これはダメだと監督は俺たちにバイトをする日を設けた。
それは始業式の翌週の週末、練習を返上してまで一日バイトで一人一万円。
監督のお父さん、景虎さんの紹介で俺たちは個々のバイトに出かけた。
このバイトの四分の三は原因の火神は、ピザ屋にバイトしに行ったらしい。
黒子と木吉さんは動物の着ぐるみを着てチラシ配りだって。
他にもフィギュア店だとか、ファミレスだとか、引越し業者とか、ティッシュ配りとか。そういうバイトを皆してるんだって言ってた。
俺はカフェである。オシャレでちょっと忙しいカフェ。
バイトなんてしたことないから緊張したけど、店員さんもお客さんも皆優しいから楽しくやっていた。
身長高いねぇ、だとか何歳？だとかいわれたりしたし、何故か連絡先を聞かれたりした。勿論ごめんなさい、と断った。だってそういうの良くないかなって。
「いらっしゃいませー」
「あれなっちゃん！？」
「さっちゃん！にハナちゃん！」
しばらく働いていると、カフェに二人の女子が来店してきた。
それはさっちゃんとハナちゃんで、二人とも俺がいることに驚いている。
「なっちゃんなんでここで働いてるの？バイトだなんて…」
「色々事情があってさ、一日バイトしてるの。さっちゃんとハナちゃん、仲良かったんだね。知らなかった」
「まあねー、中学の頃から仲良かったんだー。ね、
「う、うん！」
ハナちゃんは顔を赤くして、俯いた。
彼女は学校の時と違って、少しだけ化粧をしているようだった。なんだか新鮮で可愛い。もちろん、さっちゃんも可愛い。
「ご注文決まったらまた呼んでくださいね」
「もう決まってるの！ほら葉奈っ」
「ええと、このパンケーキ、予約してるんだ」
「あぁ、そのお客さんってハナちゃん達だったんだ。少し待ってね、今から焼くから」
俺が焼くわけでは無いけど、フワフワのいちごのパンケーキは今から焼いて焼きたてを提供する。
俺も食べたいなぁ、と伝票を持って裏に消えた。
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ラッキーアイテム
長崎君の枕
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こたきんぐ(プロフ) - Lawさん» ありがとうございます！お待たせしました…、がんばりますっ (2020年5月24日 10時) (
レス) id: f2404a4c45 (このIDを非表示/違反報告)
Law - とても面白いです！続きが気になります！頑張ってください！ (2020年5月13日 0時) (レス) id: 6c5845ecc3 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - れすれさん» ううありがとうございます……続編までしばしお待ちください…！！頑張ります！！！ (2020年3月11日 9時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
れすれ(プロフ) - とても面白いです！！もう何回も読み直してます！応援してます。頑張ってください！！！！ (2020年2月24日 9時) (レス) id: de6337fd23 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - アオさん» ありがとうございます！出来るといいな…。手作りいいですねぇ、私も手作り食べたいです！多めに買うのあるあるですねw続編は少々お待ちをっ！ (2020年2月15日 12時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こたきんぐ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kotakinnhu/
作成日時：2018年11月2日 20時
