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Aside
「で?こいつ殺すの?」
イライラしているのか、地面を軽く踏みながらキャンティと呼ばれる女は言った。
殺されるなら全力で逃げます。逃げきれるかわからないけど、あ、なんなら金渡すか。
いや敵に資金与えてどなんする。
何故こんな冷静か、マジで死ぬ状況に立つと、逆に冷静になるのが私なの。
優秀でしょ。
「死にたくないです」
「素直ね」
「私ここで見た事誰にも一切合切言いませんよ」
「そんな確証、ないですから」
後ろから聞こえる声に少し腹が立つ。
お前はどっちの見方だ。今はあっちか。
「んんんどうすれば生きて帰れます?」
「んな希望捨てて死ねばいい」
キャンティは、この私をどうするかの話し合いが長く感じたのか、ついに銃を構えた。
……逃げるべきか戦うべきか。
私が悩んでいると、後ろにいた金髪の男が私の前に庇うように立った。
「待ってください。
…ベルモットは、どう思っているんです」
「…別に、私はこの子を殺さなくてもいいと思うのよねぇ、だって面白いんだもの彼女。ジンのお気に入りだし、ジンのあんな顔なかなか見られないし。ね、ジン」
「……勝手にしろ。
後は連れてきたバーボンに任す。それよりあの件だ、さっさとそいつを連れて行け。邪魔だ」
お兄さんは後ろを向き、顎で指示を出す。
私は今の結果に驚き、思わず口を開けた。
あなた、黒の組織ですよねって思わず問いかけたい。
甘くないか、よく組織今まで滅びなかったな。
「さあ、行きましょう。運がいい人だ」
にこ、と笑いまだ銃を私の背中に向けてくるこの男に外へ出される。
普通に最初から逃がしてくれたらいい話じゃん、なんでわざわざ敵陣に入れたんだ…。
「馬鹿野郎…」
「口を慎んでください、今、貴方は僕に命を握られているんです」
「ハイハイそうですね、バーボンさん」
外に出て二人きり。
私は後ろを振り向いて、銃を掴んだ。
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さち - おもしろくて続きが気になります。よろしくお願いします。 (2019年4月6日 16時) (レス) id: a3a6f8d111 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - はなさん» はじめまして!ありがとうございます(/ω\)私生活に落ち着きがもう少しでできるので、がんばって、更新します! (2019年3月15日 12時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - はじめまして!一気に全部読んでしまいました!とてもドストライクなお話で素敵すぎて大好きです!!更新とても大変なことだとは思いますがこれからも応援しています♪ (2019年3月15日 12時) (レス) id: 43ab538aea (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - れさん» ありがとうございますっ!近いうちに更新させていただきます!頑張ります! (2019年2月12日 20時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
れ - 全部一気にみちゃいましたら!凄いおもしろいです!待ってます、つぎの更新! (2019年1月20日 19時) (レス) id: de813ae323 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こたきんぐ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kotakinnhu/
作成日時:2018年9月8日 14時