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Aside
「Aさんは、本当に謎が多いよ。今全部言えないほど、本当に。…やっぱり、俺はAさんの事知りたいと思ってしまう」
「…小学生にしては、コナン君は好奇心が高すぎるよ。
頭もいいし、毛利さんの代わりに推理だってしちゃう。君も君で、謎が多いと思うな」
コナン君の流れに持って行かせないように、私も頑張る。
頑張るって言ったって、ただコナン君の足をすくったり、脅しに持って行こうとしているだけなんだけど。
言いたければ言えばいい、自分でもわかってる。
私は屑だ。
でも、そのクズさは今まで生きてきた中で作られた人格であって、それは今まで通じ合ってきた人から作られていると言ってもいい。
この人格を否定してしまえば、その人たちも否定してるようで、完全に自分の人格を否定することなんて私にはできない。
…今はもういない、彼らや家族を否定なんてできない。
「コナン君は子供だからさ、あんまりよくわからないかもしれない。でもね、知らなくていいほうがいい事だってあるんだ」
「それでもいい、俺は」
「ダメだよ。お互い良い関係であるためには、そういうのもいるんだ。
…わかっていても、口にしない。わかっていても、わからないフリをする。大人は汚いからねぇ」
遠回しに聞くなというが、コナン君の目は爛々としている。
ああ…、これは切り札を使うしかないのかな。
「…はぁ。そういえば、コナン君って工藤新一君の親戚なんだっけ」
「っ、うんそうだよ。いきなり、どうしたの？」
「いや、だからかなって。…彼のように頭がよくて、好奇心が旺盛。
…あはっ、まるで…、彼本人みたいだね」
「っ！？」
にこっと笑い、コナン君を見つめる。
最低でしょ、幻滅されたかもしれない。
ごめんね、口には出さないけど、本当に申し訳ないと思ってる。
だって実年齢にしたって、十歳くらい年下の子いじめてるもんだよ？クソだな。
「…A、さん…アンタもしかして知っ」
「終わりましたよAさーん…って、うわ！名探偵！？なんで」
緊張状態の中に、怪盗は割った窓からひょこりと出てきた。
空気が読めるのやら、読めないのやらわからないな。
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さち - おもしろくて続きが気になります。よろしくお願いします。 (2019年4月6日 16時) (
レス) id: a3a6f8d111 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - はなさん» はじめまして！ありがとうございます(/ω＼)私生活に落ち着きがもう少しでできるので、がんばって、更新します！ (2019年3月15日 12時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - はじめまして！一気に全部読んでしまいました！とてもドストライクなお話で素敵すぎて大好きです！！更新とても大変なことだとは思いますがこれからも応援しています♪ (2019年3月15日 12時) (レス) id: 43ab538aea (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - れさん» ありがとうございますっ！近いうちに更新させていただきます！頑張ります！ (2019年2月12日 20時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
れ - 全部一気にみちゃいましたら！凄いおもしろいです！待ってます、つぎの更新！ (2019年1月20日 19時) (レス) id: de813ae323 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こたきんぐ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kotakinnhu/
作成日時：2018年9月8日 14時
