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151億 ページ12

Aside



「私達に任せろってどういうことだ!!」

「この場は公安に任せてください」




遠い場所から中森警部と風見さんの会話が聞こえた。

私と降谷達は裏でテロをどう追いやるか決めている。




「…ねぇ、本当にキッド来るのかな」

「予告状を出したんだ、来るだろう。だからキッドの逃げ道とテロ組織の…」




降谷は話を進める。しかしやっぱり私は引っかかってる。

何故、キッドのショーとテロは被ることになったのか。

キッドがテロ組織とつながっていたか、ただの偶然か、…そもそもその予告状が偽物だった…か。


その可能性もあるから、キッドは本当に来るのか、私にはわからない…。




「おい、聞いてるのか栃木」

「聞いてる、でも言わせてもらう。もし、キッドが来るならあそこの道から逃げるわ。だから私はアッチを見張る」

「俺達の目的はキッドじゃない」

「ううん、それでも私は向こうの道に行く。キッドがいなくても、あそこの道は一般人がよく使う道につながってる。ならこういうテロ組織はその道を使って逃げる可能性が、高い」

「…何人か連れていけ」

「ん」




短い返事を返して、続きの作戦を説明する。

私は自分のもとに律っちゃんと恵子ちゃん、その他五人くらいを連れて自分が思う道へ向かった。


あと、十五分。

後十五分でキッドが現れる。私の予想だと予告状は偽物だと思うところもあるから、来るかどうかわからないけど。


そんな私のモヤモヤは、十五分後に消え去った。

バッとビルの屋上に現れた、真っ白で綺麗な服に包まれた、美しい怪盗さん。


キッドはマイクか何かをつかって、下にいる私達警察に呼びかけた。




「本日はやけに多いですね、どうかしましたか?」

「どうかしましたかじゃねぇ!!!お前そこを動くな今から行ってやる!!」




中森警部はキッドにメガホンで返事を返した。

しかし公安が先に行かせない。


やはりそこでもめ事が起こる。



あぁ…めんどくさい。

だからダブルブッキングは嫌なんだよ。


.

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さち - おもしろくて続きが気になります。よろしくお願いします。 (2019年4月6日 16時) (レス) id: a3a6f8d111 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - はなさん» はじめまして!ありがとうございます(/ω\)私生活に落ち着きがもう少しでできるので、がんばって、更新します! (2019年3月15日 12時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - はじめまして!一気に全部読んでしまいました!とてもドストライクなお話で素敵すぎて大好きです!!更新とても大変なことだとは思いますがこれからも応援しています♪ (2019年3月15日 12時) (レス) id: 43ab538aea (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - れさん» ありがとうございますっ!近いうちに更新させていただきます!頑張ります! (2019年2月12日 20時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
- 全部一気にみちゃいましたら!凄いおもしろいです!待ってます、つぎの更新! (2019年1月20日 19時) (レス) id: de813ae323 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こたきんぐ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kotakinnhu/  
作成日時:2018年9月8日 14時

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