１４９Ｑ ページ10
Aside
次の日、早速俺は黒子に連れられ部活に行った。
本来はロードワークの時間だったが、天候は運悪く雨であり、時間が空く。
ということで相田監督は、一年対二年のミニゲームをしようと言い出した。
きっとあの火神君とか黒子の力を知りたいのも入っているんだろう。多分、俺も。
「なあ、お前は強いのかよ。」
「え？俺は弱いよ。」
は？といきなり話しかけてきた火神君は間抜けな声を漏らした。
「だって、お前あのキセキの世代のつなぎ目だとか言われてた強い奴なんだろ？アイツから聞いたぞ。」
そういって黒子を指さした火神君。
いつのまにそんな話したんだろう。というか火神君と黒子ってあまり性格合わないと思うんだけどなぁ、青峰の場合も一緒。
…ということは、バスケでは相性ばっちりってことか。
「俺より黒子の方が強いよ。」
「…昨日アイツと１on１やったがクソ弱かったぞ。」
「はは、それは黒子の力の使い方をわかってないからさ。」
あ？どういうことだよという彼に俺はすぐにわかるよとだけ答えて、もうすぐ試合の火神君から離れる。
相手は、一年だけで全中の決勝リーグまで行った人たち。
そりゃあキセキの世代より全然弱いけど、強いっちゃあ強い。
それに俺は引退してから全くと言ってもいい程バスケやっていないから勝敗はわからない。
軽くやりかた忘れちゃった。…まあ筋トレだけは習慣でやってたけど。
「で、でも…あの火神ってやつもいるし…全中の決勝戦ずっと出てた長崎Aもいるし…勝てるんじゃ」
なんて頼りない他の部員の声が聞こえた。
「えぇ？俺アテにしちゃう？俺半か月間バスケしてないよ？」
「えっ、そうなの？」
「うん、そうなの。それに俺と君とはチームが違うよぉ、あはは。」
そう、一年チームは二つに分かれる。多いから。
最初に黒子と火神と他三人が二年生と戦って、次に俺と他四人が二年生と戦う。
しっかりと見るがいい、黒子の試合を。
黒子の、バスケを。
なんてかっこつけるけど、どの口が言ってんだよってね。
.
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京香 - 面白いです (3月15日 18時) (
レス) @page3 id: 5d3db323b9 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - 沙也加さん» た、確かに！？長崎君の顔の広さを表現したすぎてうっかりしてました…ありがとうございます！！これは気になる！！お恥ずかしい！ (2021年12月27日 0時) (レス) id: 3277e9d770 (このIDを非表示/違反報告)
沙也加(プロフ) - 169Qで「仲の良いラグビー部の二つ上の先輩を見つけた」という言葉なのですが、誠凛高校は、創立2年なので、2年生までしかいません。細かくてすみません。気になってしまって(^_^;) (2021年12月26日 22時) (レス) @page30 id: 20667333f4 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - 141話の「心臓が死にそう」は「心臓が止まりそう」では？ (2019年2月15日 10時) (レス) id: 9dc9d79e7e (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - はなにゃーさん» え、そんなこと言われたら嬉しすぎますよっ！？ありがとうございます、これからも頑張らせていただきます！！ (2018年10月28日 20時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こたきんぐ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kotakinnhu/
作成日時：2018年8月3日 13時
