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158Q ページ19

Aside



「やっぱらしくねースよ。そんな冗談言うなんて。」

「僕が冗談が苦手なのは変わっていません。本気です。」




涼太は眉をピクリと動かす。

そんなに驚くことだろうか、人は変わるものだ。


君達のように。




「…今日は帰るっス。あっ!A既読無視止めて!?悲しいから!!」

「大丈夫、他の人にはそんなことしてないから。」

「余計にやめて!!」




ひぃんと泣くふりをしながら、涼太()は帰っていった。




「…やっと帰ったかあの犬。」

「…長崎って…黄瀬の前ではキャラブレる?」

「え?なんのことですか?」




きらきらーっとにっこり笑顔を日向先輩に向けて、とぼけたフリをする。

涼太には容赦ないからさ、俺。




「…涼太は、ちっさい時からなんでもこなす奴でしたよ。勉強以外。」

「勉強できないんだ…。」

「バスケもすぐに一軍に登ってきたし…。…ほんと、天才なんです。」




正直今のところはキセキの中で一番最弱かもしれない、けれどいつか、ほんとにいつか…青峰を抜く日が来るかもしれない。

一瞬でも。




「しっかし長崎君…ピアスつけてたのね…。知らなかったわ…」

「あ、すみません。外します。」

「いや危なくなかったらいいのよ!試合では勿論外してもらうけれど。」




緩いのか厳しいのかわからないな。

はは、と苦笑いを零し左耳に触れる。やっぱり意外に思われるものなのか…。




「…っし、海常に勝つためにも練習すっぞー!」





主将の言葉に、オー!と皆が反応する。


…勝ちたい。涼太に、いや、海常に。

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京香 - 面白いです (3月15日 18時) (レス) @page3 id: 5d3db323b9 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - 沙也加さん» た、確かに!?長崎君の顔の広さを表現したすぎてうっかりしてました…ありがとうございます!!これは気になる!!お恥ずかしい! (2021年12月27日 0時) (レス) id: 3277e9d770 (このIDを非表示/違反報告)
沙也加(プロフ) - 169Qで「仲の良いラグビー部の二つ上の先輩を見つけた」という言葉なのですが、誠凛高校は、創立2年なので、2年生までしかいません。細かくてすみません。気になってしまって(^_^;) (2021年12月26日 22時) (レス) @page30 id: 20667333f4 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - 141話の「心臓が死にそう」は「心臓が止まりそう」では? (2019年2月15日 10時) (レス) id: 9dc9d79e7e (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - はなにゃーさん» え、そんなこと言われたら嬉しすぎますよっ!?ありがとうございます、これからも頑張らせていただきます!! (2018年10月28日 20時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こたきんぐ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kotakinnhu/  
作成日時:2018年8月3日 13時

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