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Aside
その後私達はその場解散。
降谷は黒の組織の方から呼び出しがあったみたいで、先に帰った。
少年探偵団の元太君、光彦君、歩美ちゃんはそれぞれの親が迎えに来てくれたみたいで、私達に元気よく手を降って無事に家に帰っていきました。
毛利さんはこの事件を解決したことになっているので、警察にまた連れて行かれた。
…本当は私の隣にいる、ニコニコした小学一年生の男の子が解決したんだけどね。
蘭ちゃんは園子ちゃんに家まで送ってもらうらしく、コナン君も帰ろうと蘭ちゃんに誘われていたが、コナン君は博士の家に行くと言って断っていた。
そして残された、私を入れた四人。博士、哀ちゃん、コナン君、私。
なんだか少し気まずい。
「Aさん」
「ん?なに哀ちゃん」
「これから時間あるかしら」
「え…うんなかなか暇だけど」
そう答えると、そのまま私は博士の家まで博士の車で連行された。
拒否権はなかったのだ、というか断る理由がなかった。それに哀ちゃんが『ダメ?』と上目使いで私の服の裾を掴んできたのでね。この子ハニトラうまいな。
私コロっとやられちゃった。
博士とコナン君は私と同じく、何故私が博士の家にお呼ばれされたのかわからなくて、終始首をかしげていたけど。
「それで哀君、なぜA君を…」
「それは家に入ってから話しましょう。さあ入って」
「お、お邪魔します」
哀ちゃんが居候しているはずなのに、なんだかこの家主哀ちゃんな気がしてくる。
博士、哀ちゃんに頭が上がらないみたいなんだもの。
「珈琲と紅茶、どちらがいいかしら」
「あぁ、私入れるよ」
「貴方お客さんでしょ」
「私喫茶店の店員だよ。こういうの得意だって」
私は半ば無理やり哀ちゃんにコップなどの位置を教えてもらい、皆珈琲がいいというので人数分の珈琲を入れた。
お盆に四人分の珈琲と砂糖と牛乳を添えて、私は皆が待っているリビングへ向かう。
…いや待って、ほんとなんで呼ばれたんだろ私。
「あ、博士。戸棚に隠してるクッキー持ってきて」
「うっ、哀君知って…」
「いいから」
うんだからなんで私呼ばれたの。
お茶会に呼ばれたのかな私。
ならとっても嬉しいのに。
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ムニエル(プロフ) - ナイフ向けられて蹴った場合には正当防衛に当たりませんよ笑笑 (2021年12月23日 20時) (レス) @page11 id: fc3a6cbfb7 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - 明里香さん» 直しておきますね!ありがとうございます! (2019年11月2日 21時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 13話、「店長」とありましたが、ポアロでは「マスター」だと思います。 (2019年11月1日 9時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - かとりさん» これは私が完全に入力し忘れですねっ!!!やばいごめんなさい地理の知識無さすぎて泣きそう!!行きました!いろいろありがとうございます!! (2019年6月28日 22時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
かとり(プロフ) - 主人公さん、日本一周で東北だけ行かなかったのでしょうか…?読み始めたばかりですが、既に面白く、どんどん読み進めさせていただきますね! (2019年6月28日 1時) (レス) id: 2c38dfc0c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こたきんぐ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kotakinnhu/
作成日時:2018年6月23日 20時