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Aside
「これは不自然だね。…他に何かない？こう、羽根田さんについてだとか…」
「んー、羽根田さんとは少し話しただけだしなぁ。ただの骨を鑑定する人？って感じ。
あと自分の息子のこと嬉しそうに褒めてたなー、この恐竜の骨は自分の息子が掘り出したとかなんとか」
「息子さん…」
こんな情報何にも意味がないかもしれないけど、探偵君には少しでも情報が欲しいもんね。
私はそんな可愛らしい探偵さんに、小さな情報を淡々と渡していく。
「コナンくんは聞こえた？停電した時の音」
「バチンって音？」
「ううん、ゴトっていう音」
コナン君は、自分の小さな右手を顎に添え何かを考え始めた。
私は小さな可愛い探偵を手伝うために口を出す。
「コナンくんは、今回の犯行に使われた武器はなんだと思う？」
「…Aさんが怪しいって言ってた、あの骨じゃないかな。貴重なものだし、鑑識にもなかなか回さないはず。犯人はそれを狙ったのかも…でもあんな高い位置の骨をどうやって…」
「それが、Aさんが言っていたあの不可解な音ってことですね？」
「うわ、いきなり出没しますね…安室さん…」
いつから居たんだろう、探偵ってほんと神出鬼没。
降谷の登場に若干引きながら、私は白くなった部分のある骨を指さした。
「そう、人の叫び声で聞こえにくかったけど確かに聞こえたよ、何かが落ちたような音。
まだどう落としたのか分からないけど、その骨の下の床には微かに傷がついてる。きっとクッションになるものを下に置いたけど弾かれて落ちたか重力に負けて貫通したかが予想できるよね。
あの骨を使ったとして、後ろから犯人が強打。そうなると血が着く、そのままにするわけ無いから何かで拭く。拭くと摩擦で焦げていた表面が削れて真っ白な骨が見えてしまった。
犯人はそれに戸惑い、詳しくは分からないけど元の場所に戻した。…で、微かに素人目から見ても骨の位置がズレてる気がする……
よなあって！私は思ったんだけど！」
思わずつらつらと自分の考えを語ってしまった私をぽかんとした顔でコナンくんが見てくる。
やってしまったと気づいた時には遅く、私は必死に笑って誤魔化した。
降谷は私の考えに確かにと頷き床にできた傷をじっと見つめた。
コナンくんもそれにつられ覗く。
きっと彼らは私が言わなくてもいずれわかったはずだ。
勿論降谷はわかってたはず。
…コナン君も天才だからわかるんじゃないかな。
しかし彼の脳は、小学一年生にしては大人びすぎている気がする。
私はそんな二人からジリジリと離れて行った。
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ムニエル(プロフ) - ナイフ向けられて蹴った場合には正当防衛に当たりませんよ笑笑 (2021年12月23日 20時) (
レス) @page11 id: fc3a6cbfb7 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - 明里香さん» 直しておきますね！ありがとうございます！ (2019年11月2日 21時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 13話、「店長」とありましたが、ポアロでは「マスター」だと思います。 (2019年11月1日 9時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - かとりさん» これは私が完全に入力し忘れですねっ！！！やばいごめんなさい地理の知識無さすぎて泣きそう！！行きました！いろいろありがとうございます！！ (2019年6月28日 22時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
かとり(プロフ) - 主人公さん、日本一周で東北だけ行かなかったのでしょうか…？読み始めたばかりですが、既に面白く、どんどん読み進めさせていただきますね！ (2019年6月28日 1時) (レス) id: 2c38dfc0c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こたきんぐ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kotakinnhu/
作成日時：2018年6月23日 20時
