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Aside
「それに何実名使ってバイトしてんだよ。それでも公安か?」
「だって…別に私の素性とか誰も知らないじゃん、公安の人以外。
家族もいないし、友達はいるけどその友達は私が公安で働いてることを知らないし。てか知ってちゃいけないのか」
「それはそうだが…、またお前にはスパイに入ってもらおうかと思って」
「そういうの嫌だってば」
「駄々をこねるな大人だろ」
ほら、すぐ大人だからって…いやうん。
わかってる。でもスパイは嫌だ。
「はいはいでもそれは嫌なの。
…で、降谷どう思った?私の名前がシフト表に書いてて」
「もしやと思った。…それとお前、ここでは降谷って呼ぶな。俺は安室透だぞ」
「あぁ、それはごめん。ちゃんと安室さんって呼ぶわ。
…安室さんは私の事Aって呼んでくれてもいいのよ?」
うふ、と冗談でそう降谷に言うと、降谷はこちらを怪訝そうな顔で見てきた。
いやそんな顔せんでも…。
私がムッとした顔を降谷に見せつけていると、カランカランと店の扉の鐘がなった。
「いらっしゃいませー!」
「いらっしゃいませ!」
お互いさっきと打って変わって、にこやか穏やか営業スマイルをお客様に向ける。
大人って怖いね、歳を取るごとにこういうのが上手くなっちゃう。
「あ!安室さんにAさん!二人が揃ってるの僕初めて見たや!」
「あらコナン君!今日も一人?」
「ううん、後で蘭姉ちゃんたちも来るんだー!」
達、ってことは蘭ちゃん以外にも来るのか。
園子ちゃん辺りかな?へへ、可愛い女子高生が来てくれるの嬉しいなぁ。
若いエネルギーもらえる感じがしてほんと、ね。いいよね。
コナン君の言う通り、蘭ちゃん達が後からやってきた。
やっぱり園子ちゃんもいて、私はにこやかにカウンター席へどうぞ―と案内する。
「ひゃー!新しい美男美女ね!!安室さんもAさんも顔面偏差値高いわー!」
「何言ってんの園子ちゃーん…。園子ちゃん達の方がお肌もぴちぴちで若々しくて可愛いわぁ…。もう私なんておばちゃんだよー…」
「Aさんはまだ若いですよ。ほんと」
「はっ?」
私と園子ちゃんの会話に降谷は入ってきた。
いや、今は安室か。
てかお前さらっと私の事名前呼びしてんじゃねぇか。
さっきめっちゃ嫌な顔してたくせに呼んでるじゃねぇか。
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ムニエル(プロフ) - ナイフ向けられて蹴った場合には正当防衛に当たりませんよ笑笑 (2021年12月23日 20時) (レス) @page11 id: fc3a6cbfb7 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - 明里香さん» 直しておきますね!ありがとうございます! (2019年11月2日 21時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 13話、「店長」とありましたが、ポアロでは「マスター」だと思います。 (2019年11月1日 9時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - かとりさん» これは私が完全に入力し忘れですねっ!!!やばいごめんなさい地理の知識無さすぎて泣きそう!!行きました!いろいろありがとうございます!! (2019年6月28日 22時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
かとり(プロフ) - 主人公さん、日本一周で東北だけ行かなかったのでしょうか…?読み始めたばかりですが、既に面白く、どんどん読み進めさせていただきますね! (2019年6月28日 1時) (レス) id: 2c38dfc0c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こたきんぐ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kotakinnhu/
作成日時:2018年6月23日 20時