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Aside
「安室さんとAさんの関係って一体なんですか!?」
「関係性ないです!ゼロです!ゼロだったらいいな!!」
「……」
私が必死に梓さんに弁解的なことをしていると、何故か安室さんは私を真顔でじっと見つめてきた。
私は思わず身を引いて、口を閉ざす。
「…あぁ、すみません。
うーん、やっぱりちゃんとAさんとお話したいなぁ」
「えぇ…」
「僕も僕もー!Aさんのこと知りたいなー!」
コナンくんがはいはーいっと手をいっぱいいっぱい伸ばして、自己アピールをしてくる。
なんだね君は、可愛いな。
「コナンくんには教えたげるよぉ」
「わぁーい!やったぁ!」
「いいな、コナンくん。…Aさん、奢りますからどうです?オススメのお店あるんです。ゆっくり話しましょうよ、大人の話でも」
「大人の話ってなんやねん」
思わずツッコんで、苦笑いを浮かべる。
やだもうこの人ガチでしつこい。
「っはあー。…わかりました、今回だけなら。でもお酒は飲みませんから、明日仕事なんで」
「ホントですか!ありがとうございます、じゃあ僕五時に上がるんで、五時くらいにまたポアロに来てくださると嬉しいです」
「はぁい。…すみません、お会計お願いします」
「あっはーい!」
コーヒーを飲み干して、私は梓さんにお会計を頼む。
するとコナンくんが、ちょっと待って!と私を呼び止めた。
「Aさん!僕、Aさんのお家行きたいな!」
「へ?」
「遊びに行きたーい!…ダメぇ?」
「グッ…何も無いけど、いいならいいよ」
きゅるるんっとした、可愛いお目目で見つめられたら了承する以外何も無い。
コナンくんは、何故こんなにあざと可愛いのだろうか。
「…Aさんは、子供に甘いですね」
「子供好きですから。じゃあ行こっか、コナンくん」
「やったぁ!」
コナンくんはポアロに来たにもかかわらず、何も頼まず私と一緒に家に行くと言った。
子供とは時に自分勝手だ。
だからそう珍しいことではない。しかし、私ゲーム脳だから地味に裏で何かあるんじゃないかーっ何て考えてたり。
「では、安室さん。五時に」
「…はい」
「『君ラック』のチケット!絶対もらいますからね!」
そう叫んでお店を出ると、最後に安室さんが分かってます、と笑っている声が聞こえた。
あぁ、なんだか嫌な予感しかしない。
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こたきんぐ(プロフ) - ぱるむさん» こちらにもコメントありがとうございます…!完結はしようとおもっていますので、、、申し訳ないです… (2021年8月28日 12時) (レス) id: 7882bc78cd (このIDを非表示/違反報告)
ぱるむ - 復活待ってます!すごく面白かったです! (2021年2月15日 18時) (レス) id: 4fbbe91aff (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - まいさん» ありがとうございます!更新ゆっくりになりますが、がんばりますっっ! (2020年2月22日 20時) (レス) id: f2404a4c45 (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - めっちゃ面白いです!!続き気になります!これからも更新頑張ってください^_^ 楽しみにしてます(^^) (2020年2月12日 19時) (レス) id: 51e87b9769 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - わさびさん» だぁありがとうございますっ!!まじですかw奇跡ですねwちょくちょく頑張ります! (2019年5月22日 12時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こたきんぐ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kotakinnhu/
作成日時:2018年4月24日 21時