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Aside
バクバク、バクバクと心臓が鳴るのをやめない。
やんだらやんだで一大事だけど、とりあえずこの脈拍が奏でてるリズムがヤバイことは分かって。
「何も、何も見てないです!!公安とか、降谷零とか、そんな字微塵も見てないですから!安心して、そのままお帰りください!!」
「完全に見てるじゃないですか…」
じとーっと私を見る目は、あの『安室透』の目じゃなくて、また違う人の目に見えた。
多分、『降谷零』の目?
いやん、私ったらゲーム脳。落ち着け、落ち着け。
え、なに、公安ってあの公安?しかもアレじゃん、チラッと見えたけど警察庁って書いてた。
国の公安じゃん。東京都の公安じゃなくて、国の。
私一年くらい前に警察をモデルとしたゲーム作ったから、ちょっとした知識はまだ残ってる様なの。
「…これは僕の失態でもあります。今日カバンに入れてこなければよかった…」
「まあそのカバンぶら下げて、回し蹴り食らわせたらそりゃ中身飛ぶでしょうね」
安室さん、降谷さん?本当はどっちか分かんないけど、この人は白いショルダーバックを肩から 腰に掛けていて、ちょっと考えればものが飛ぶなんて容易にわかること。
ちょっと自惚れしちゃっていいのなら、それも考えれないくらい、私を必死になって助けてくれたってこと。
うん、自意識過剰退さーん。
「とりあえず、ほんとに助けてくれてありがとうございました」
「…それは気にしないで下さい。まずは警察呼びましょうか」
多分なんとか冷静を保とうとしている安室さんは、自分のスマホを手に取り、警察に連絡していた。
いや、あなた警察じゃん。自分が逮捕すればいいのに。出来ないのかなぁ…よくわからん。
その後警察が来て、事情聴取されて、とりあえず凄い時間がかかって今まじ真夜中。
あまり大事にはして欲しくないので、ひっそりとこの事件は幕を下ろした。
しかし、私の本当の事件はこれから。
「少し、話しましょうか」
「そ、そうですねっ!」
彼の秘密を知ってしまったと思われる私。
さて、これからどうなってしまうんだろう。
なんて他人事で考えている私の脳はもう末期のようだ。
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こたきんぐ(プロフ) - ぱるむさん» こちらにもコメントありがとうございます…!完結はしようとおもっていますので、、、申し訳ないです… (2021年8月28日 12時) (レス) id: 7882bc78cd (このIDを非表示/違反報告)
ぱるむ - 復活待ってます!すごく面白かったです! (2021年2月15日 18時) (レス) id: 4fbbe91aff (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - まいさん» ありがとうございます!更新ゆっくりになりますが、がんばりますっっ! (2020年2月22日 20時) (レス) id: f2404a4c45 (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - めっちゃ面白いです!!続き気になります!これからも更新頑張ってください^_^ 楽しみにしてます(^^) (2020年2月12日 19時) (レス) id: 51e87b9769 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - わさびさん» だぁありがとうございますっ!!まじですかw奇跡ですねwちょくちょく頑張ります! (2019年5月22日 12時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こたきんぐ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kotakinnhu/
作成日時:2018年4月24日 21時