42Q ページ44
Aside
時が流れるのは早い。
「今から昇格テストを行う。」
今は七月の中旬、前から言っていた昇格テストの日だ。
テスト内容はさほど変わらないが、シュート入る率を見るために、シュートのテストも設けられた。
ただただ何十本か打って、どれだけ入るか見られるだけなんだけど。
あとは試合、適当に組まされて、一軍の先輩たちと試合するってだけの。
…別に勝てとは言わない、俺のいいところを…赤司に言われたいいところを見せつけれたらいいんだ。
そしてシュートのテストも試合も終わり、俺は一息つく。
正直いいところは見せれた気がする…。後は、神頼み、かな。
「長崎、お疲れ。」
「赤司ー…。」
思わず仲のいい赤司を見て、気が緩む。
「最初の頃よりだいぶ上手くなっていたな。シュートも丁寧に入れるし、冷静に相手を抜いて仲間にパス…ちゃんと周りをみてるし。凄いよ長崎。」
「はは、まだまだだよ。でもあれから頑張ったからいい結果が出たらいいなとは思ってる。」
きっと大丈夫さ、と笑う赤司につられて俺もふにゃりと笑う。
そんな時、後ろから声をかけられた。
間延びした、ゆったりとした特長的な話し方の彼から。
「長ちーん、やればできるじゃーん。」
「紫原君、久しぶり。」
あれから特に話していなかった彼と、久々に再開。
大きい体だから目立つけれど、帝光中は人が多いから、なかなか話すタイミングというものがなかったのだ。
「まあまだ一軍にこれるとは決まってないけど〜。」
「はは、そうだね。」
「長崎、貴様あの時シュートはもっと高く飛んでから打つものなのだよ。」
ひょこりとメガネをかけなおしながら会話に入ってきたのは、相変わらず
「み、緑間君…あの時ってどの時だろう…。」
「あの時はあの時なのだよ。」
「きっと緑間は、長崎が後半に打ったスリーポイントのことを言ってるんじゃないか?確か決まりはしたが、ぎりぎりだったような気がする。」
「あぁ、あそこか!…そうだね緑間君、あの時はもっと飛べば綺麗に入ったよ。」
なんて四人でキャッキャしていると、向こうの方で、青髪の少し焦げた肌をしている青峰君が、こちらの仲間に入りたそうにみていた。
あの子、確か相当強かったような。
.
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小動物もふり隊 - 凄く良いお母さん (2020年5月26日 11時) (レス) id: 7205007716 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - アオさん» そうですありがとうございます! (2019年2月14日 19時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - ルイナさん» 遅くなりましたが(もう見てるかわからないけど)ありがとうございます!頑張ります! (2019年2月14日 19時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - あの、43話の「目配らせ」は「目配せ」では? (2019年2月14日 12時) (レス) id: 9dc9d79e7e (このIDを非表示/違反報告)
ルイナ(プロフ) - 面白いです続きもとても楽しみにしています!頑張ってください! (2018年6月30日 12時) (レス) id: 29bcf3ece3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こたきんぐ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kotakinnhu/
作成日時:2018年4月3日 13時